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1次試験

限界効用逓減の法則の具体例を挙げてみると・・・




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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限界効用逓減の法則とは通常、消費量が増加するにつれて
限界効用は徐々に小さくなっていくものだという法則のことです。

限界効用逓減の法則は『限界効用』『逓減』と
2つにわけて考えるとわかりやすいです。

限界効用とはある財を1単位増やすことにより得られる効用のことです。
効用とは満足度のことです。

限界効用はこちらのグラフのようになります。

限界効用のグラフ

具体例としてはワインを1杯飲んだら満足度が100だったとして
2杯目を飲んだら満足度が130になったとしましょう。

すると満足度が100から130に+30増えました。
ワイン1杯、つまり1単位増えたら満足度が+30増えたので限界効用は30になります。

さらに詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
限界効用とは?具体例を挙げて解説

話は戻って次に限界効用逓減の法則の『逓減』ですね。
逓減とは『徐々に減る』という意味です。少しずつということですね。

したがって限界効用逓減の法則とは限界効用が徐々に減っていくという意味になるわけです。

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限界効用逓減の法則の例

まずこちらのグラフからも明らかなように
限界効用は消費量が増えると、少しずつ傾きが緩やかになってきますね。

限界効用のグラフ

傾きが緩やかというのは傾きが小さくなるということです。
傾きは消費量が1単位増加した時に満足度がどれだけ増えるか?です。

だから消費量が増え、傾きが小さいということは分子の満足度が小さいということですね。

傾きは消費量(X軸)は必ず1なので、傾きが小さいということは
分子(満足度)が小さいわけです。

限界効用逓減の法則を理解するために具体例を挙げてみますね。

お酒の満足度

まずお酒ですね。

お酒が大好きな方ならよくわかっていただけると思います。
1杯目より2杯目の方が酔いがまわってきて気持ちいい分満足度が高いです。

でも2杯目、3杯目、4杯目、5杯目とどんどんお酒を飲んでいくうちに
しだいに酔いがまわり、泥酔状態になってきます。

満足度が上がらなくなってくるわけです。

恋愛

あと、異性にモテるのもそうでしょう。

1人目の異性から告白されたらうれしいでしょう。
さらに別の異性から告白されたら「自分ってモテるかも」といい気分なはずです。

でもこれが3人目、4人目、5人目と同時に告白されだしたら
そんなにうれしくなくなってくるでしょう。

これも限界効用逓減の法則の具体例です。