この記事では鈴木栄太郎の結節機関説とは何か、
わかりやすく解説していきます。
鈴木栄太郎の結節機関説
何を基準にして都市と呼び
何を基準に都市と呼ばないのか?
という基準を結節機関に求めたのが鈴木栄太郎の結節機関説です。
以下詳しく解説していきますね。
結節機関とはどういうものか?というと
地域社会を相互に関連付けて
交流させる機能を持った官公庁とか駅とか学校などのことです。
地域社会全体の中で人と人とを結びつけて交流させる、
コミュニケーションをうまくとらせるような
そういう機能を持った期間とか組織として官公庁とか駅とか学校なんかがありますね。
それが人と人との交流を司るような役割を保っている、
そういう機関のことを結節機関と呼んだわけです。
そしてこの結節機関がある地域に集中することによって
都市が成立していきます。
結節機関が多い地域を都市と呼び、
結節機関があまりないところは都市とは呼びません。
都市を成立させるものの中心に結節機関を考えたのが鈴木栄太郎です。
⇒【中古】 鈴木栄太郎著作集 第6 都市社会学原理 (1969年)
鈴木栄太郎/農村社会学者、都市社会学者。自然村の理論を提唱。社会的交流の結節機関。著書『日本農村社会学原理』(1940)『都市社会学原理』(1957)
— ジェネラリストAPソーシャルワーク (@ge_sw) January 31, 2023
だから結節機関の集中によって都市というものが成立するということで、
これを結節機関説といいます。
この結節機関がある一定の地域に集中した場合、
その地域のことを都市と呼ぶってことです。
何を基準にして都市と呼び、
何を基準にして都市と呼ばないのか?
ということを結節機関に求めたのが鈴木栄太郎の結節機関説だということです。
これだけおさえておけば結節機関説は十分だと思います。
以上で解説を終わります。