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一般知識

『静かなる革命』イングルハートが主張した脱物質主義とは?わかりやすく解説

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この記事では『静かなる革命』の著者であるイングルハートが主張した
脱物質主義とは何か、わかりやすく解説していきます。
(広告)イングルハート著『静かなる革命』

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イングルハートが主張した脱物質主義とは?

大事なことは先進国や若者の価値観が変わったとイングルハートは主張しています。
どう変わったか?というと脱物質主義的価値観に変わったということです。
脱物質主義的価値観とは何か?というと『お金にとらわれない』という意味になります。

お金よりも別のものが大事だということです。

例えば、原発推進派と脱原発派がいますね。

原発推進派といのは「電力がなくなったらどうするんだ」
「日本の経済が衰退したらどうするんだ!」という話をします。
それって物質主義的な価値観に囚われています。
どちらかというと年配の人たちに多いです。

それに対して若い人たちは
「そうじゃない。脱原発の方がいい。安全の方が重要なのではないか
環境の方が大事じゃないか」という議論をします。

そういう意味で脱物質主義的価値観というのは
原発で例えたら脱原発派的な考え方だということです。

あと、あなたが高校生、大学生なら
いろんな就職先があります。
でも、「私は老人ホームで介護の仕事をした。
そうじゃないと嫌だ。やりがいがほしい」
みたいな考え方。

お金を稼ぐよりやりがいを望む方がいますが
どうしてそういう考え方ができるか?というと
現在、豊かな社会で生きているからです。
ある程度お金があるからです。

もしお金が1円もなかったら高校や大学にも通えません。
いくら高校無償化といっても教科書代がかかったり給食代がかかったり
修学旅行の積立金のお金がかかったりします。
また、高校に行くなら就職したほうが
お金は貯まるはずです。

1年や2年、やりたいことのために頑張ったほうがいいと
頑張れるのはそれを補償する経済的な基盤があるからです。

つまり豊かな社会に生きているから
脱物質主義的な価値観にシフトしていくわけです。

なので脱物質主義的な価値観というのは豊かな社会が大前提ってことです。
豊かな社会になってくるとお金よりもやりがいという発想にシフトします。

すると価値観が脱物質主義的に変わるので
支持する政党も変わってくるということです。

今回の記事は以上になります。