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一般知識

知は力なりの意味についてわかりやすく解説

知は力なり 意味




前回の記事ではイギリス経験論について解説しました。

イギリス経験論で有名な人にフランシスベーコン(1561年から1626年)がいます。
ベーコンは『知は力なり』ということをいっています。
この記事では『知は力なり』の意味についてわかりやすく解説します。

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ベーコンが主張した『知は力なり』とはどういう意味?

知は力なり

知は力なりとはどういう意味なのでしょう?
正しい知識というのは自然を征服し支配する力になる。
そうでなければ正しい知識とは言えない。
だからスコラ哲学みたいな形で空理空論を弄ぶようなそういうものは正しい知識とは言えないと
ベーコンは主張しました。

たとえばスコラ哲学においては一本の針の上に天使が何人止まれるか?
ということを論理的に導き出そうとしていろんな学者が研究したりしています。

でもそんなものはフランシスベーコンからいわせると
空理空論であってまったく現実世界では貢献しない、
むしろ真の知というものは私たちの生活を豊かにする力になるものだと主張しました。

またベーコンは『真の知識というのは人間の生活を改善し
人間に幸福をもたらす力になるものだ』と考えました。
ではどうすれば真の知識を手に入れることができるか?というと
ベーコンは『自然を観察する』ことが大事だと考えました。

これを表すベーコンの言葉があります。
「自然は服従することによってでなければ征服されない」
です。

よく自然を観察することによって私たちはそこから
自然法則を発見しそして自然を支配することができる。
そのことによって私たちは生活の向上・改善を図れるとベーコンは主張しました。

逆にスコラ哲学だと自然はほとんど観察されません。
むしろ本にどう書いてあるか?本の中の知識をどんどん解釈したりしてました。
でも、ベーコンは「そんなことではダメだ。むしろ自然を観察することが大事だ」といって
現在の自然科学みたいな考え方の先駆けみたい考え方をしていました。

以上がフランシスベーコンの『知は力なり』という言葉の意味になります。