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一般知識

ウェーバーにおける社会学の定義についてわかりやすく解説

ウェーバー 社会学 わかりやすく




今回の記事ではウェーバーにおける社会学の定義について
例を挙げながらわかりやすく解説します。

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マックスウェーバーが主張した社会学の定義

たとえば個人が社会に対して働きかけていく行為ってありますよね。
それが『社会的な行為』です。

個人がある目的をもって他者、あるいは社会に対して働きかけていく。
その結果、社会そのものが『ある』変容を受ける。
そういうことの因果関係を解明しようとするのがウェーバーにとっての社会学であり定義です。

私が獣医の学生時代、
教授が学生にこんなことを言ってきました。
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あくび

以下は大学の講義中のワンシーンです。

先生が生徒に言ったこと

「おい、そこ!あくびするな!喧嘩売ってるのか!」

です。

ある意味、『講義中に学生があくびするってのは教授に対して喧嘩を売っているようなもの』です。
そりゃ、教授も腹が立つのでしょう。
「自分がする講義ってつまらなくて退屈してるのかな!?」って。

つまり、

欠伸(あくび)は学生が先生に対する挑戦状だってこと

今回の記事ではウェーバーにおける社会学の定義についてわかりやすく解説しました。
参考になったようでしたらうれしいです。

です。

学生が先生に「講義つまらないよ」って
ある意味教えてあげているわけですからね。
そりゃ、先生だって腹立ちますよね。

ここでマックスウェーバーによる社会学の定義の話に
少しずつ戻していきますよ。

学生が講義中にする欠伸(あくび)というのは『社会的な行為』です。
ここでいう『社会的な行為』とは「教授の講義がつまらないから、なんとかしてよ!」という
メッセージを込めた欠伸(あくび)のことです。

別の言い方をすると、
たとえば教師が教科書をお坊さんのお経みたいな読み方で
静かに読み続けるみたいな
つまらない授業の評価を学生が『アクビ』という行為で示したってことです。

その結果、教師(教授)が反省して
次の講義では教科書丸読みでなく
自分の体験談なんかを交えた面白いものになってくれていれば
学生が発したアクビというのは立派な『社会的な行為』です。

ただ、教授からしてみると学生がアクビをしていたら
「どうして生徒はアクビしているんだろう・・・」と
気になるでしょう。

これは教授だけの話ではないはず。
たとえば、あなたがバイトのリーダーで
後輩に商品の陳列を教えている時に「ハーア」って
アクビされたら腹が立ちますよね。
これと同じことですよ。

そんな場合、後輩や生徒に欠伸をされた先輩や先生は
アクビをする前後の様子がどんなだったか、必死で考えるかもしれませんね。

あくび

たとえば「お前の話はつまらないよ」といわんばかりの抗議の意思でアクビしているのではなく
目にクマができていて、本当に眠そうな感じであくびをしているなら
「昨日夜遅くまで勉強してたのかな」と教授や先輩は
「生理的に眠いだけのアクビだな」と安心できるでしょう。

逆に抗議の意思が入ったアクビだったら
先輩や教授は考慮しないといけないアクビになります。
これがまさに『社会的な行為』です。

抗議の意思を込めたアクビを発することによって
教授や先輩に「お前の話はつまらないよ」ということを教えてあげる。
そして教授や先輩が「自分の話はつまらないんだ」と反省し
次からはわかりやすい、面白い話ができるようになる。

そして為になる話が次から聞けるようになったのなら
生徒や後輩からしてみると抗議の意思を込めたアクビをした意味があるといえますね。

まとめると

生徒や後輩がアクビをする
⇒教授や先輩が講義や説明の改善という
今までの話し方がよりよいものに変わることに結びつく
⇒生徒や後輩がやったアクビと影響を受けた教授や先輩との間の
因果関係がはっきりとわかる

そういうことを考えていくのが
ウェーバーが定義する社会学です。

ということはどういう意味を込めてアクビを発するのか?を
教授や先輩はアクビをした人の前後の行動を考えて理解しようとします。

後輩や生徒はどういう意図をもって
アクビをしたのか、後輩や生徒の立場になって理解する。
そしてその意味を考えるというのがウェーバーにとって大事です。
だからこそ、ウェーバーの社会学を理解社会学とよばれます。