この記事ではパレートのエリートの周流(循環)について
わかりやすく解説していきたいと思います。
パレートのエリートの循環(周流)
パレートのエリートの周流(しゅうりゅう)はエリートの循環ということもあります。
エリートの周流とか循環には2つの意味があります。
パレートのエリートの循環(周流)1つ目の意味
まず以下の図をご覧ください。
1つ目の意味から。
私たちが住んでいる社会をピラミッドの形で表します。
するとピラミッドの上の部分、つまり数的に少ない人たちはエリートになります。
裾野の部分(下の部分)は数的に多くなり、非エリートとか大衆と呼ばれたりします。
つまり
・数的に少ないエリート
・数的に多い非エリート(大衆)
に分かれることを示したものです。
上記2つに分けると1人の人間が
例えば最初はエリートにいたとしましょう。
それが非エリートに没落します。
ところが非エリートにいた人が敗者復活戦でエリートにのし上がっていきます。
ということで
エリートと非エリートに1人の個人が
かわっていく(周流していく)というのが1つ目の意味になります。
1人の人間がエリートから非エリートへ。
非エリートからまたエリートへ。
という形で周流(循環)していくという意味。
パレートのエリートの循環(周流)2つ目の意味
もう1つはどういう意味になるでしょう。
以下の図をご覧ください。
![2つ目のエリートの周流](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
エリートの内部でタイプの異なったエリートが交替するという意味です。
人を騙す動物はキツネですからキツネ型のエリート。
それから見せかけだけで相手を威圧するのはライオン。
このことからライオン型のエリート。
つまりキツネ型からライオン型、ライオン型からキツネ型。
こんな感じで2つ目の意味は
エリートの内部でのタイプの異なったエリートが交替する。
人を騙すキツネ型、それから見せかけだけで相手をひれ伏すことができるライオン型。
キツネ型からライオン型。ライオン型からキツネ型。
エリートの内部での周流(循環)。これが2つ目の意味です。
パレートのエリートの循環(周流)まとめ
こんな感じでエリートの周流(循環)には2つの意味があります。
このことを理解しておいてください。
パレートさんはもともと経済学者です。
パレート最適という理論がありましたね。
これを提唱したのがパレートさんです。
⇒【分かりやすく解説】パレート最適とは?
人生の後半になってから社会学の研究にパレートさんは変えていったのです。
以上で解説を終わります。