参考文献・URL
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2018年11月、「同性婚ができないのは憲法違反だ!」
と複数のカップルが国を訴えました。
以下、ヤフーニュースより引用
引用元URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181128-00000079-asahi-soci同性婚ができないのは、
憲法で定められた婚姻の自由を侵害し、
法の下の平等に違反するとして、
複数の同性カップルが来年2月から3月にかけて、
東京地裁など全国数カ所の地裁で
国に損害賠償を求める訴訟を一斉に起こす。
代理人の弁護士らが28日、明らかにした。
1月末までに原告の数や提訴する地裁などを確定する予定だ。以上引用終了
今回の記事テーマはパレート最適です。
パレート最適とは誰かの満足を犠牲にしないと
他の誰かの満足を高めることができない状態のことです。
逆に誰にも迷惑をかけなければ
社会にとって何の問題もないってことです。
同性婚を国が認めると
日本人にとって日本という国にとって不利益があるのでしょうか?
もしないのなら、同性婚はパレート最適な状態にないので
認めてもよいのではないでしょうか。
あなたはどう思いますか?
この記事ではパレート最適とはどういうことなのか、
分かりやすく詳しく解説していきたいと思います。
この記事を最後までご覧いただき、
同性婚の是非を考えていただければ幸いです。
パレート最適とは?わかりやすく解説
パレート最適とは誰かの満足を犠牲にしないと他の誰かの満足を高めることができない状態のことです。
わかりやすくするために
図で解説したいと思います。
以下の図は1枚のピザをそれぞれ表しています。
左側はパレート最適な状態、
右側はパレート最適でない状態です。
左側のパレート最適な状態だと
もしX君が「もっとピザを食べたいな」
と思ったとしたら、Y君のピザを奪うしかありません。
つまり、ある人(X君)が今よりも有利な資源配分を
得ようと思ったなら必ず、他の誰か(Y君)が
損してしまいます。
こういった状態のことをパレート最適といいます。
パレート最適はパレート効率的ともいいます。
なので、パレート最適というのは
非常に効率的な状態ともいえますね。
逆にこちらの図の右側はパレート最適な状態とは
いえませんね。
たとえばX君がもっとピザを食べたいと思ったら
白い部分は余っている部分なので、この余っている部分を食べることで、X君自身の満足度を高めることができますね。
なので最適な資源配分になっていないといえるでしょう。
パレート最適における公平性と効率性
男女平等とか公平といった議論がされることがあります。
もし男性の権利と女性の権利が平等になったけど
まだ、守られなければならない権利が保障されてない。
そんな国があるとしたら
それってパレート最適な状態なのでしょうか?
上の図では保障されている権利が
男女同じになっています。
ある意味公平性がある状態です。
でもパレート最適の議論において
公平性は関係ありません。
なので、この状態は公平な状態になってます。
でも公平性でなくて効率性を考えているのが
パレート最適です。
だから男女平等であるから
パレート最適な状態か?というと
そんなことはありません。
そもそも同性婚が認められないなら
まだまだ認めるべき権利があるでしょうから。
ゲーム理論におけるパレート最適とは?
以前、ゲーム理論について解説したことがあります。
ゲーム理論の中でも囚人のジレンマのところで
パレート最適について解説しました。
上記ピンクの枠(支配戦略均衡)以外の領域が
パレート最適な領域となります。
上記利得表で支配戦略均衡の領域の利得の合計は
70+70で140となっています。
そして他の領域だと、
すべて利得の合計は180です。
すると支配戦略均衡以外の領域が
一番利得が大きいわけですから
一番効率的です。
なのでパレート最適とかパレート効率的
といいます。
以上で解説を終わります。