参考文献・URL
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無差別曲線は中小企業診断士試験噴出の論点です。
ただ、現実社会では通用しないことも多いところでもあります。
この記事では無差別曲線とは何か?
分かりやすく解説していきたいと思います。
無差別曲線とは?
無差別曲線とは同じ満足度を与えてくれるような
X財とY財の組み合わせの集合のことです。
別の言い方をすると無差別曲線とは
効用が等しい2財の消費量の組み合わせを結んだ曲線のことです。
効用とは満足度くらいの理解で十分です。
それでも、「効用って何?」と気になる方は
こちらの記事で解説していますのでご覧ください。
⇒効用とは何か?経済学の視点からわかりやすく解説
それからさらに別の表現をすると
無差別曲線とは同じ効用水準を与えてくれる
2財の消費量の組み合わせの集合のことをいいます。
また無差別曲線の『無差別』って何?
と疑問に感じている方がいると思います。
無差別曲線の無差別とは効用(満足度)が同じって意味です。
ですから無差別曲線の定義を語るときには効用(満足度)が等しいとか
効用(満足度)が同じって表現になります。
ではどうして無差別曲線ができあがるのでしょう?
というのを実際にグラフを一緒に作って行ってみましょう。
無差別曲線をわかりやすく説明するためにグラフを作ってみる
一緒に無差別曲線を作っていきましょう。
まずコーラを1000mL、ビールを200mLを消費する点ア。
点アの効用(満足度)を2000としますね。
で、点アと同じ効用になるには、もしコーラが700mLだったら
ビールは250mL(点イ)、これが効用が同じになるわけです。
つまり、点アと点イというのはビールとコーラの組み合わせの量は
違っていますが、効用は同じということになります。
でもしコーラが400mLになるとビールは500mLくらい飲みたいなという効用は同じですし、コーラが100mLだったらビールは1000mL飲みたいな
という効用(満足度)が同じということです。
つまり、点アから点エまでの効用(満足度)がみんな等しいわけです。
点アから点エまですべて線で結んだ曲線は効用が等しいことになります。
すると、、、
上記のような曲線ができあがります。
この黄緑色の曲線のことを無差別曲線といいます。
無差別曲線の無差別は効用が同じって意味でしたね。
今回は点アから点エまでの4つの点だけで
無差別曲線を作りました。
ですが実際にはコーラが749mLに対してビールが222mL
という点も存在します。
こんな感じで細かい点が無数に存在するので
それらの点を結んでいけば曲線になるわけですね。
今回の記事はここまでです。
次回は無差別曲線には5つの性質があります。
この性質があるものを逆に無差別曲線っていいますし
中小企業診断士試験でも重要な論点なので
必ずご覧ください。
⇒無差別曲線5つの性質とは?