製品アーキテクチャとは製品の機能と
構造の構成と相互関係に関する基本設計のことをいいます。
例えばデスクトップパソコンがあってロジクール製のマウスが壊れたとします。
そこで新しいバッファロー製のマウスを購入したしましょう。
新しいバッファロー製のマウスは以前使っていたロジクール製のマウスと違うメーカーです。
ですが、何の問題もなくパソコン作業をすることができるわけです。
ちなみにパソコンのキーボードだって同じです。
メーカーが違っても同じキーボード配列ですし使用も可能です。
これは製品アーキテクチャと似ていますが、デファクトスタンダードといいます。
中小企業診断士試験でよく出題されるテーマですね。
デファクトスタンダードの詳細はこちらの記事をご覧ください。
⇒デファクトスタンダードの身近な例を解説
もし製品アーキテクチャがなされていなければ
デスクトップパソコンとの互換性のあるマウス以外は動作しません。
製品アーキテクチャの有効性
製品アーキテクチャの有効性は
製品に搭載されている多くの部品の仕様を決めることで
一つの部品に多くのメーカーが参入することができることです。
その結果、価格競争が期待できます。
いろんなメーカーがより安く、より性能の高い製品を開発するのに必死になるわけです。
これがその企業でないとできない仕様にしてしまうと別の企業が追いかけることができません。
そうなると独占状態ですから値段をいくらでも高くすることができます。
そうなると消費者にとってメリットは何もありませんね。
あと製品アーキテクチャによって世界中に製造拠点がある場合、
現地での部品調達が行いやすくなります。
以上が製品アーキテクチャの有効性です。