デファクトスタンダードとは市場における競争などによって
事実上の標準規格となった規格のことを指します。
この記事ではデファクトスタンダードの身近な例について
解説していきたいと思います。
デファクトスタンダードの身近な例
このデファクトスタンダードの身近な例として
パソコンのキーボードのキー配列を挙げることができます。
現在、パソコンのキーボードで一般的に使用されているキー配列は
左上の文字配列から「QWERTY配列」と呼ばれます。
この配列がデファクトスタンダードとなる以前
・タイプライターの時代にはABC順の配列
・カリグラフ配列
と言われるものが存在していました。
しかしながら、大手タイプライター数社がQWERTY配列を採用したことで
QWERTY配列がタイプライター業界での事実上の基準となりました。
現在のパソコンのキーボードまで至っています。
他にもデファクトスタンダードの身近な例としてビデオテープがあります。
昔ビデオテープは
・VHS
・ベータ
の二大巨頭が争っていました。
最初はベータが一般的でしたが
最終的にはVHSだけがビデオレンタル屋さんに置かれるようになりました。
それくらい映画をビデオテープに入れるならVHSが常識になったんです。
これもデファクトスタンダードの身近な例ですね。
ただこの記事を読んでいる方の中には「ビデオテープ?」
という方もいるかもしれません。
ビデオテープも最近ではDVDやブルーレイに置き換わってきていますから。
そう、少し前はDVDがデファクトスタンダードでしたが
2016年現在ではブルーレイがデファクトスタンダードになりつつありますね。