この記事ではまず先にソースマーキングとは何か解説し、
そのあとインストアマーキングについて解説します。
ソースマーキングとは?
ソースマーキングとは製造元や販売元が商品を作ったときに
その商品の包装にJANコードを印刷することをいいます。
POSシステムを導入しているスーパーやコンビニが多いです。
そのためソースマーキングが行われることに意味があります。
「POSシステムって何?」とよくわからない方、
こちらの記事で中小企業診断士試験で実際に出題された問題とともに
POSシステムについて解説しています。
⇒POSシステムとは?メリットについても解説
話は戻って最近のスーパーやコンビニなどで置かれている
食品に表示されているJANコードには商品の製造元や輸入元などの情報が含まれています。
インストアマーキングとは?
ソースマーキングに対してインストアマーキングという用語があります。
インストアマーキングとは
スーパーやコンビニに商品が届いた段階でバーコードを貼り付けることをいいます。
インストアマーキングもPOSシステムを徹底する目的で行われます。
POSシステムについてはこちらの記事をご覧ください。
⇒POSシステムとは?メリットについても解説
ソースマーキングは1品1品値段が決まっている商品に向いています。
インストアマーキングはお店の自由に決めれるので
いろんな食品を組み合わせて売るような場合に向いています。
たとえば、バナナ1本とみかん1個とリンゴ1個で324円で販売するパターンだと
インストアマーキングが向いているでしょう。
あと、そもそも商品を仕入れた時点でソースマーキングされていないものを
POSシステムで管理するならインストアマーキングにした方がよいでしょう。
それでは実際に中小企業診断士試験の運営管理で出題された
過去問題を一緒に解いてみましょう。
これを(B)と呼ぶ。これに対して、製造・出荷段階でJANシンボルを印刷できない商品に、
小売業者がJANシンボルを印刷することがある。これを(C)と呼ぶ。
(平成19年度第37問より)
A:商品包装
B:ソースマーキング
C:インストアマーキング
です。
製造出荷時にJANシンボルが印刷されていることをソースマーキングといいます。
これに対して小売業者がJANシンボルを印刷することをインストアマーキングといいます。
以上で解説を終わります。