「違いがわからん!」
という悲鳴が聞こえてきそうな用語に
市街化区域と市街化調整区域があります。
両者は『調整』という言葉が入っているか
入っていないかの違いしかありません。
市街化区域と市街化調整区域の違いって
わかりにくいですよね。
私も両者の違いを理解するのに
1時間以上もかかりましたから。
この記事では市街化区域と市街化調整区域の違いについて
わかりやすく解説していきたいと思います。
市街化区域と市街化調整区域の違い
前回の記事で
都市計画区域には
・線引き都市計画区域
・非線引き都市計画区域
の2つがあって、
線引き都市計画区域の中に
・市街化区域
・市街化調整区域
があると説明しました。
⇒都市計画区域外とは?簡単に解説します
では市街化区域と市街化調整区域の違いは何でしょう?
少なくとも同じ線引き都市計画区域に属しています。
線引き都市計画区域とは区域区分制度を適用する都市計画区域のことです。
ややこしいですが、
都市計画区域を市街化区域と市街化調整区域とに
区分することを区域区分といいます。
なので簡単に考えると都市計画区域は
市街化区域と市街化調整区域の2つに分かれるって考えてくださいね。
で、市街化区域はすでに市街化されているか、
あるいは10年以内に市街化をはかるべき区域のことをいいます。
これに対して市街化調整区域とは
当分の間、市街化を抑制すべき区域のことをいいます。
言い換えると市街化調整区域は当分の間、
あえて市街化しない区域のことです。
つまり市街化区域と市街化調整区域は都市計画区域に属している点は同じ。
だけど、市街化区域はすでに市街化されているか、あるいは10年以内に市街化される区域のことで
市街化調整区域とは当分の間、あえて市街化しない区域です。
これが市街化区域と市街化調整区域の違いです。