まちづくり三法とは以下の3つの法律のことです。
まちづくり三法は
・都市計画法
・大規模小売店舗立地法(大店立地法とも)
・中心市街地活性化法
の3つの法律です。
こんな法律を作るからには
なんかメリットがあるはずですね。
ただただ一般市民を苦しませるために
あえて法律なんて作ったら、
次の選挙で落ちてしまいますからね。
この記事ではまちづくり三法には
どんな効果があるのか、解説したいと思います。
まちづくり三法の特徴
法律は国が運用するルール、条例は地方公共団体が運用するルールです。
まちづくり三法は法律なので基本的には国に権限があります。
でも、まちづくり三法では国が地方公共団体の方に
権限をうつしているんです。
これがまちづくり三法の特徴です。
まちづくり三法の効果
まちづくり三法にはどんな効果があるのでしょう?
イオンさんやイトーヨーカドーさんみたいな大規模な商業施設もあれば
もっと小規模な小売店舗もありますね。
で、小規模な小売店舗にとって昔は
大規模な店舗は脅威でしかありませんでした。
以前だったら
「こんな大きな商業施設がこの地域に入ってきたら
うち、潰れちゃうじゃないかー!」って
思っていたわけです。
そりゃそうですよね。
たとえばあなたが八百屋さんを経営していたとしましょう。
しかも、お店を切り盛りするために借金が500万円あったとします。
ちょっとでも売り上げが下がったら、
借金の返済ができないとしましょう。
で、あなたのお店の近くに
イオンさんみたいな大きな商業施設を作るために
工事が始まったとします。
あなたはどんな気持ちがしますか?
借金の返済ができずに人生を詰んでしまうかもしれないという
不安と恐怖に襲われることと思います。
なんなら、ほかのお店と組んで
「ここに商業施設を作るな!」と
反対運動をするかもしれませんね。
でも、まちづくり三法という法律が縛ってくれると
大規模な店舗が近くに来てくれることによって
お客さんも、このお店に来てくれるようになります。
大規模店舗に来たお客さんが
小規模な店舗に立ち寄ってもらえるように縛るのが
まちづくり三法なので。
たとえば、まちづくり三法がなければ
あなたのお店には
地元民しか、来なかったわけです。
でもまちづくり三法があると
大規模な店舗がやってきたら
もっと遠くに住んでいる人だって、
あなたの地域にやってくるという効果が生まれます。
大規模な店舗に来ていただいたお客さんが
ついでに中小の小売店(八百屋さん)でも買い物をしてくれるという
大規模なお店を誘致するという効果がまちづくり三法にはあります。
なので、必ずしも大規模な店舗がやってくることが
脅威ではないということです。
これがまちづくり三法の効果です。