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1次試験

建蔽率と容積率の計算式を使って例題を解いてみよう




「李下に冠を正さず」
という言葉をご存じですか?

李という果物がなっている真下で
冠(帽子)の位置をなおそうとしたら
『果物を盗んでいるように見られてしまう』
という意味です。

つまり、他人から疑われるような
まぎらわしい行動を避けようということです。

これと似た話が中小企業診断士試験の運営管理のところであります。
建蔽率と容積率の計算式です。

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建蔽率と容積率の計算式

建蔽率 容積率 計算式

建蔽率の計算式は

建蔽率=建築面積÷敷地面積×100

容積率の計算式は

容積率=延べ床面積÷敷地面積×100

上記、建蔽率と容積率の計算式を見ると
建蔽率の建築面積と容積率の延べ床面積に違いがあることがわかりますね。
建築面積と延べ床面積はもちろん違います。

ここでわかりやすく解説するために
以下の図を使います。

建蔽率 容積率 計算式

建築面積と延べ床面積って何が違うのでしょう?
上記図はある敷地の中に2階建ての建物があるというイメージです。

ピンクの斜線部分は敷地全体の面積としてZとします。
そしてその上に2階建ての建物が建っています。
で、1階の面積をX、2回の面積をYとしましょう。

建築面積とは2階建て以上であったとしても
1つのフロアーの面積を指します。
だから、1階部分の面積Xのみが建築面積となります。

なのでこの場合、
建蔽率の計算式=X÷Z×100
となります。

これに対して延べ床面積というのは
ワンフロア―だけでなく、
全ての階の面積も足しますので
2階建てなら1階と2階の面積(X+Y)となります。

だから
容積率=(X+Y)÷Z×100
となります。

では本当に理解できたか
例題を使って試していきましょう。

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建蔽率と容積率の計算式を使う例題

建蔽率 容積率 計算式

建蔽率と容積率の計算式を使う例題

200坪の土地で建蔽率が40%とします。
総2階の場合、容積率はいくらになるでしょう?

建蔽率の計算式=X÷Z×100
容積率=(X+Y)÷Z×100

でしたね。

200坪の土地で建蔽率が40%ということは
平屋だったら80坪ですが2階建てだったら
1階80坪(X)、2階80坪(Y)と考えましょう。

容積率=(X+Y)÷Z×100
なので、容積率=(80+80)÷200×100=80%
となりますね。

建蔽率と容積率の計算式は間違えやすいので
中小企業診断士試験の直前になったら
一度、見返しておいた方がよさそうですね。