参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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この記事では超過需要と超過供給の意味について解説します。
ただ超過需要と超過供給の意味について理解するためには
需要曲線と供給曲線の意味を知っていないと話になりません。
「需要曲線?供給曲線?」とよくわからない方は
こちらの記事をまずご覧ください。
⇒需要曲線が右下がりな理由とは?
⇒供給曲線が右上がりな理由とは?
需要曲線と供給曲線について理解していただけましたか?
それでは超過需要と超過供給について解説します。
超過供給と超過需要の意味について
まずこちらの画像をご覧ください。

かなりわかりにくい画像ですみません。
縦軸に価格(円)、横軸に数量(個)をとっています。
右上がりなのが供給曲線(S)で右下がりなのが需要曲線(D)です。
妖怪ウォッチというおもちゃの価格と個数の関係を表していると仮定します。
妖怪ウォッチはこちらの動画でご確認ください。
供給曲線は売る側のグラフです
1,000円の価格で売るのは儲けがないので売る気がありません。
だから100個しか販売しません。これが点(f)です。
でも4,000円で売れるなら売る気満々です。
だから売る個数も増え、400個になります。これが点(b)です。
これに対して需要曲線は買う側のグラフです

4,000円だったら高いので買う人はほとんどいません。
だから個数は200個になります。これが点(B)です。
でも1,000円だったら安いのでみんな買いたがります。
だから個数も増え400個になります。これが点(F)です。
ところで超過供給は点(B)と点(b)の間を指しています。
需要量は点(B)の200個に対して、供給量は点(b)の400個です。
供給量(400個)が需要量(200個)よりも400個ー200個=200個分超過しています。
超過供給において超過しているとは売れ残っているという意味です。
4,000円だと200個売れ残るわけです。
こんな感じで供給量が需要量を上回ることを超過供給といいます。

これに対して超過需要は点(f)と点(F)の間を指しています。
供給量は点(f)の100個に対して需要量は点(F)の500個です。
需要量(500個)が供給量(100個)よりも500個ー100個=400個分超過しているわけです。
超過需要において超過しているとは
ほしがっている人が多くて妖怪ウォッチが不足している状態をいいます。
超過需要とは需要量が供給量を上回っている状態で、要するに物不足の状態です。
物不足になると価格が上がっても買う人がいるので値段は上がっていきます。
でも価格が上がりすぎると今度は超過供給の状態になり売れ残りがでるので
結局点(E)である値段が3,000円で数量が300個に落ち着きます。
以上で超過供給と超過需要の意味について解説を終わります。