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1次試験

貨幣保有動機3つを詳しく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

前回の記事で貨幣の価値について解説しました。

「貨幣の価値ってこんなところにあるんだ・・・」
と驚いたかもしれません。
貨幣の価値とは?分かりやすく解説

貨幣の価値がわかったと思います。
では、次になぜあなたは貨幣を保有しているのでしょう?

この記事では貨幣を保有する動機について解説します。

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貨幣を保有する3つの動機とは?

貨幣保有動機

貨幣を保有する動機は3つあります。

3つの貨幣保有動機とは

1.取引動機
2.予備的動機
3.投機的動機

です。

3つの貨幣保有動機のうちの1つ、取引動機は

・所得動機
・営業動機

の2つに分けることができます。

所得動機は消費者、営業動機は会社を
想像するとわかりやすいでしょう。

貨幣保有動機

たとえば、ピザを買うときなど、
何かを買うときにお金が必要になりますね。
このためにお金を保有するのが所得動機です。

それから営業、お仕事をするためにお金を保有したいというのが
営業動機です。

たとえば、ペットショップならドッグフードを仕入れたり
販売用の犬を購入したりするためにお金が必要。
これが営業動機です。

ただ、所得動機も営業動機もどちらも
取引のために必要な動機であることに変わらないので
一つにまとめて取引動機といいます。

で、所得が高い人、つまりお金持ちの人の方が
所得動機は大きくなり、所得が低い人の方が所得動機は小さくなります

これは当然ですね。
たとえばソフトバンクの孫正義さん。
何億円、何兆円かけてビジネスに投資しています。

お金持ちの人の方がいっぱいお金を使って物を買う、
つまり取引動機は大きくなるわけですね。

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貨幣保有動機2つ目:予備的動機とは?

予備的動機とは将来、家が火事になるなどの
予期できない支出に備えて、貨幣を保有しておこうという動機のこと
です。

「将来、何が起こるかわからない。だからお金を残しておこう」
って気持ち、誰にだってあると思います。

こういう動機のことを予備的動機といいます。

予備的動機も先ほどの取引動機と同様
お金持ちの人の方が、将来に備えておいておかないお金は多くなります。

1億円の家に住んでいる人と、
家賃が2万円のアパートに住んでいる人だったら
将来のために残しておきたい金額は違うはずです。

1億円の家に住んでいる人だったら1億円くらい残しておきたいかもしれません。
でも、家賃2万円のアパートに住んでいる人だったら
1億円も残しておきたいと考えもしないでしょう。

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貨幣保有動機3つ目:投機的動機とは?

投機的動機とは債券投機の過程で一時的に貨幣を需要することをいいます。

「うーん、よくわからない」と思った方がほとんどだと思います。
そこで、もう少し詳しく投機的動機について説明しますね。

たとえば債券投資をするために資金があるとしますね。
で、資金があるからといって、いきなり債券を買うわけではありません。
債券というのは株と同じで値段が上がったり下がったりします。

値段が安い時に債券を買って高い時に売って
ちょっとでも儲けたいと思うのが人情ってものです。

なので、債券の値段が高い時は買わずに
現金として置いておき、安い時に債券を買います。

したがって、投機的動機の場合、債券の買い時ではない場合
現金保有をする人が増えますし、逆に買い時だと、債券投資する人が増え
現金保有する人が減ってきます。