参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
⇒スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
前回の記事ではGDPの計算に含まれるものと
含まれないものをどうやって区別するか?解説しました。
⇒GDPに含まれないものと含まれるものを例を挙げて解説
今回の記事ではGDPの学習でよく登場する
フローとストックについて解説したいと思います。
GDPにおけるフローとは?
『いつからいつまで』という幅を持たせるのがフローです。
たとえば、4月1日から3月31日までといった感じで
幅を持たせる概念がフローです。
なので1年間でもOKです。
4月1日から3月31日までの1年間の中で
どういう風に増えたり減ったりするのか?
捉えていくのがフローです。
GDPというのは通常は1年間で集計します。
なのでたとえば2020年度のGDP,2021年度のGDPということで
1月から12月の1年間で国内総生産(GDP)、どれだけ物を作ったか?
これはフローの概念です。
なのでいつからいつまでという幅を持たせるのがGDPであって
これは明らかにフローです。
ですからフローを日本語にすると『間』という漢字になります。
いつからいつまでという『間』です。
この間の中でどういう風な動きが見られたのか?
というのがフローです。
GDPにおけるストックとは?
ストックというのは一定時点です。
ですから、期末なら期末で12月31日とかです。
たとえば期末時点を3月31日時点としましょう。
この時点でGDPがいくらあるのか?と考えるのがストックです。
たとえば「今、あなたはいくら貯金がありますか?」
これはストックの概念です。
こんな感じでいつからいつまでで考えるのはフローで
いつ時点でというその時点のことを考えるのがストックです。
続いてこちらの記事をご覧ください。
⇒名目GDPと実質GDPの求め方