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科学的管理法とは?わかりやすく解説

科学的管理法とは




今回の記事では科学的管理法とは何か、わかりやすく解説していきます。

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科学的管理法とは?

科学的管理法はフレデリック・テイラーが主張した管理法のことです。

テイラーさんは機械化がまだ十分に進んでいない段階で
現場の立場からどうすれば能率よく仕事ができるのか?
考えていった人です。

能率のよい仕事のこなし方を動作研究とか時間研究という形で確定していきます。

動作研究は一番無駄のない標準的な動作を見つけていく研究のことです。

科学的管理法の事例

あなたは工場で働いたことがありますか?
私は大学に入る前に夏休みにアイスクリーム工場などで短期アルバイトで勤務したことがあります。
夏休みでしたが、激寒で凍死するかと思いました。

私がやったのはベルトコンベアの上を大きなアイスクリームのパックが流れてきます。
私は段ボール箱を組み立てて段ボール箱の中に大きなアイスクリームのパックを2つ入れて
それで閉じて、もう1度ベルトコンベアに戻すという仕事をやってました。

そのときに組み立てる段ボールをどこに置いておけばいいのか、
それから組み立てた段ボールが遠くにあったら
いちいち取っては戻り、取っては戻りという無駄な動作が増えます。

だから段ボールはすぐ近くに手の届くところに置いておいた方がよいわけです。
でも、手の届くところといっても足元に置いておくと
いちいち取っては組立て、取っては組立てを
スクワットみたいな動作でやらないといけません。
だから疲れます。
できる限り無駄な動作を減らすためには腰位の高さで手の届くすぐ近くに置いておく必要があります。
他にも無駄のない段ボールの組み立て方ってあるはずですが
そういうのを見つけていくのが動作研究です。

いったん一番無駄のない標準動作が決まったら
あとはどれくらいの時間でできるのかを見ていきます。

すると、ある労働者は一連の動作に10秒かかりました。
でも熟練の労働者は5秒でできたとしたら
5秒の労働者の方が優秀です。
短時間で一連の動作ができればベルトコンベアのスピードを速くできます。
速くなれば工場の生産能力が上がるわけです。
そこで一連の動作を5秒だったら5秒でノルマを定めます。
ノルマを達成できた労働者には高い給料を支払って
達成できなかった労働者には安い給料にするという差別出来高制をとることにして
能率アップをはかろうとしました。

科学的管理法の問題点

ただ、教科書的にいうとテイラーの科学的管理法は人間の感情面を見ないで
給料を上げるなどの物理的条件面だけで反応するような機械みたいな存在と見ていたという
問題点があります。

以上で科学的管理法についての解説を終わります。