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一般知識

訓練された無能力とは?わかりやすく解説

訓練された無能力




今回の記事では『訓練された無能力』について解説していきます。

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訓練された無能力

訓練された無能力はもともとは『ソースタイン・ヴェブレン』の言葉です。
でも、最終的にはマートンが主張したことで有名です。
で、訓練された無能力は別の言葉でいうと『専門バカ』のことです。

特的分野に訓練されすぎていて
かえって他のことに対応できなくなる
つまり、訓練されすぎた結果、他のことに対しても無能力になってしまうというのが訓練された無能力です。

たとえば、アメリカの1960年代のベトナム戦争。

アメリカの若者はベトナムの戦地に行って戦っていました。
そのあと戦争が終わってアメリカに戻ってくるわけです。

ただ、アメリカの現実に対応できなくて
かなり苦しんだそうです。
戦場ではいつ敵が攻めてくるかわかりません。
だからちょっとした物音でも目を覚まして反応してしまいます。
これは戦場で生き残るためには必要です。

でも平和なアメリカではそんなのは不要です。
むしろちょっとした物音でも目が覚めるようなら
夜眠れなくなります。

兵士として訓練されすぎた結果、
普通の平和な状態には対応できなくなったということです。

以上で解説を終わります。