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一般知識

ノンアフェクタシオンの原則とは?わかりやすく説明




前回は予算の原則の1つ、単一性の原則について解説しました。
単一性の原則とは?わかりやすく解説

今回の記事では予算の原則の中でも
ノンアフェクタシオンの原則とはどういう原則なのか、解説していきたいと思います。

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ノンアフェクタシオンの原則とは?

ノンアフェクタシオンの原則

ノンアフェクタシオンの『ノン』は『非』という意味で
『アフェクタシオン』は『縛る』という意味です。

ですのでノンアフェクタシオンとは縛ったらダメですよという意味になります。
ここでは国会の予算の原則の話なので、もう少しかみ砕いて説明しますと、
特定の収入を特定の支出に『しか使えない』ということを禁止する原則をノンアフェクタシオンの原則といいます。

ここで『しか使えない』が縛り(アフェクタシオン)のことで、禁じるのがダメ(ノン)という意味になっています。
どうしてこんな原則があるのでしょう?
お金の使い方が非効率になってしまうからです。

揮発油税(ガソリン税)を道路整備『だけ(縛り)』に使うというのを禁じるのが
ノンアフェクタシオンの原則といいます。
これは今の日本の話ではありませんよ。わかりやすいたとえ話として捉えてくださいね。

とにかく揮発油税は税金の使い方が無駄になってしまうということで
揮発油税という国から見たら収入を道路整備のみにしか使えないという縛りは
揮発油税という税金の使い方に無駄が出てしまうことになります。

これは時代によって違うでしょうけど、
道路整備よりも社会保障に使った方がよい場合もありますからね。
でも道路整備しか使えないという縛りがあったら、
仕方なしに道路整備に揮発油税による収入を使うことになるわけです。

なので最初から使い方を決めて税金を徴収するのは誰も得をしないという形になってしまうってことです。
逆に税金は自由に使えた方がよいということになります。

こういった原則をノンアフェクタシオンの原則といいます。
くどいようですが、現在の日本では揮発油税(ガソリン税)は道路整備にしか使えないってわけではないですからね。
ちゃんとノンアフェクタシオンの原則を守ってるので心配しないでください。

続いて予算の原則の1つ、限定性の原則について解説します。
限定性の原則とは?わかりやすく解説