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一般知識

ユングの集合的無意識についてわかりやすく解説

ユング 集合的無意識




この記事ではユングの集合的無意識についてわかりやすく解説します。

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ユングの集合的無意識とは?

ユング 集合的無意識

ユングはフロイトの一番弟子です。
フロイトのイド・自我・超自我についてわかりやすく解説

ですが、あることをきっかけに
フロイトとユングは仲違いをしました。
そしてそれぞれ独自の道を歩むことになりました。

ではフロイトとユングは何がきっかけで
喧嘩することになったのでしょうか?

それはユングが唱えだした、
今回の記事のテーマでもある集合的無意識という考え方になります。
フロイトが考え出した無意識の領域というのはすべての人間
でそれぞれ違うものになります。
詳しい話はこちらでしています。
フロイトのイド・自我・超自我についてわかりやすく解説

だからそれぞれどういうふうな形で無意識の領域がなっているのか
明らかにするためには個別的な治療が必要になると考えました。

これに対してユングはそれぞれの人間で違う無意識の領域の
根底に人類共通の普遍的な無意識があると考えました。
これを集合的無意識といいます。
こういうものが神話とか宗教とか伝説などにイメージとして現れていると主張しました。

たとえば夢。
まったく交流がない人たちが同じような夢を見たりすることがあったりします。

もしくはまったく交流がないような共同体同士の中で
神話とか宗教とか伝説などで似たような話があったりします。
こういうのって人類共通の普遍的な無意識であるような集合的無意識というのが
イメージとして現れているからだとユングは言いました。

これを聞いてフロイトはカンカンに怒りました。
「ユングの集合的無意識なんて単なるオカルトだ!」みたいな感じです。
実際、ユングは錬金術なんかに詳しくて
オカルト的なところがあったようです。

フロイトに言わせると
「精神分析というのはもっと科学でないといけない。
オカルト的なことを言ってはダメだ」

逆にユングはフロイトのいう無意識の領域は
性衝動の話に偏りすぎていると考えていました。

そんなものではうまく人間の活動というのは説明できないってわけです。
むしろ、無意識の領域というのは集合的無意識があって
こういうものが人間の創造性(クリエイティビティ)に
大きな影響を与えているとユングは主張します
だから人間の芸術的な創造、活動みたいなものにも
影響を与えるような集合的無意識を認めないフロイトの考え方は
無意識の考え方としては狭すぎるみたいなことをユングは言うものだから
フロイトは「何!」みたいに怒ってしまい喧嘩になって仲違いしていました。

現在でもそれぞれフロイト派、ユング派という形で
精神分析は2派に分かれています。

以上で解説を終わります。