一般知識

フロイトのイド・自我・超自我についてわかりやすく解説




フロイトは前期と後期で説明が変わってきます。

前期のフロイトは

・意識
・前意識
・無意識

という説明をしました。

意識とは人々が普通に意識している部分。
前意識とは意識化しようと思えばできなくはないけど、
通常は意識化されていない部分。

無意識とはずっと意識化することができない部分のことです。

ですが、後期のフロイトになると
別の説明の仕方をしています。

それが

今回の記事のテーマである

・超自我
・自我
・イド(エスともいう)

となります。

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フロイトのイド・自我・超自我とは?

イド

超自我とは自我を超えているわけです。
心の中に刻み込まれた道徳意識です。

自我を上から目線で「そんなことやっちゃだめだよ!」みたいな感じで
指摘したり指示したりするイメージで
心の中に形成された道徳意識の束が超自我です。

これは前回解説した客我と似たような意味になります。
社会学者ミードが主張した客我とは?

あるいは他の記事で解説したパーソンズのパーソナリティシステムでもあります。
パーソンズのパーソナリティシステムの詳細はこちら

人間というのは成長する過程で心の中にやっちゃいけないことなど
いろんなルールが刻み込まれていきます。

たとえば他人の物を盗んだらいけないとか
他人の悪口を言ったら嫌われるとか。

他にも老人を敬う心なんかもそうでしょう。

これに対してイド(エスとも)はラテン語なのですが、
英語だと『it』に該当します。
つまり、『she(彼女)』でもなく『he(彼)』でもなく『it(それ)』です。

『それ』としか言いようがないような無意識の欲動というのがイドです。
フロイトは無意識の欲動(イド)を性欲で説明しようとしました。
でも当時の人々からは嫌がられました。

ただ一応簡単に言っておきますと、
イドとは『それ』としか言いようがないような無意識の欲動が
心の奥底にあるという意味
です。

フロイトによると人間は生まれた時には『イド』しかないといいました。
たとえば赤ちゃん。
ウンチ漏らしておむつが生暖かくなったら、
ギャンギャン泣いてお母さんに訴えかけます。

お腹が空いてもギャンギャン泣いて母乳を要求します。
で、赤ちゃんも小学生になってくると、
少しずつ社会のルールがわかってきます。

でも、超自我とイドは矛盾するわけです。
イドは好き放題やりたいわけですが、
超自我は超真面目な奴でルールを守ることが生きがいです。

これって自分の心にある天使と悪魔の関係と似ていますね。
あなたは行政書士受験生だとしましょう。
でもあなたは働いています。

で、一週間後に行政書士試験ですが、
今日は会社の飲み会があって、「お前も飲みに行くぞ」
と上司から誘われています。

あなたはお酒が大好きだとしましょう。
飲みに行きたいです。
悪魔のあなたは「飲みに行こうぜ!試験なんて大丈夫だよ。
1日くらいいいじゃないか」と語りかけてきます。

逆に天使の心は「1日サボると、他の受験生に差をつけられて
試験に落ちちゃうよ」って言ってきます。

もちろん天使の心が超自我で悪魔の心がイドになります。
誰だって欲望に従いたい自分もいれば、
ルールを守らないといけないという自分もいるでしょう。

でもこれって同時には成立しませんね。
矛盾しています。

このような矛盾の中で調整役として働いているのが自我です。

以上がフロイトのイド、超自我、自我についての説明です。