一般知識

火球とは?わかりやすく説明




2020年7月2日深夜2時32分ごろ、
ものすごく大きな火球が関東上空に出現しました。

ただこの火球、西から東の空へ飛びながら
数分で爆発音とともに消えました。

火球は『かきゅう』と読むのですが、
いったい何なのでしょうか?

興味や不安や恐怖など
いろんな感情がわいてくることでしょう。

火の球(たま)と書いて火球(かきゅう)ですが、
ストリートファイターの波動拳なのでしょうか、
それともスーパーマリオブラザーズのファイアーボールみたいな
ものなのでしょうか?

今回の記事では火球とは何か、わかりやすく解説します。

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火球とは?わかりやすく解説します

わかりやすく説明する前に、
先に多少専門用語を使って火球とは何か説明しますね。

「難しい話はいらない!」
という方は、ちょっとだけ下にスクロールしてご覧ください。

今回の火球騒動のように
「キレイな星だな」と夜空を眺めていると、
スーッと星が流れていく現象に遭遇することがあります。

ただ、スーッと流れているものは星ではなくて
砂粒くらいの大きさのものが地球の大気に飛び込んで
プラズマ化し、ガスが発光したものです。

プラズマ化というのは物質の温度が上昇すると
固体は液体に、液体は気体になりますが、
もっと温度が上昇すると、その物質から電子が離れてしまいます。

結果、正イオンと電子に分かれてしまうんです。
この現象を電子が離れるから電離というのですが、
電離によって荷電粒子を含む気体をプラズマといい、
こうやってプラズマになる現象をプラズマ化といいます。

すっごい難しい話をしてすみません。

簡単にいうと、星(恒星)みたいな大きなものでない砂粒くらい小さな物質が
地球に近づいてくると、光って見えますよ、これが流星ですよって
言っているだけです。

で、NASAによると、
流星の中でも『非常に明るく輝く流星で、目につきやすい
きわめて広範囲に観測されるもの」を火球と定義しています。

NASAの定義をわかりやすく説明すると
地球に近づいて光って見える流星の中でも
すっごく明るくてみんなの目に触れるようなものを火球っていうんですよ
ってことです。

地球に近づいた流星は地上から100~200㎞の高度で
光を放つようになります。

そして「あ、消えた!」って私たちが認識する高度は
約80㎞くらいです。

それから、火球というのは流星の中でも質量が大きいです。
流星の中でも良く光を放って明るいものが火球ですから
そりゃそうですよね。

ところで過去30年間観測してきた中で2番目に大きいと言われる火球は
2018年12月18日、ベーリング海上空で観測されました。

爆発により発生したエネルギーは173キロトンということです。
といってもよくわからないと思うので、例えると、
広島型原爆の約10倍のパワーだそうです。

ものすごいパワーですね。

「じゃ、最大の球は?」
と思った方もいるでしょう。

最大の火球は2013年にロシアのウラル地方に落下した火球です。

こちらがそのときの動画です。

これは2013年2月15日エカテリンブルク時間
(YEKT)の 9時20分26秒に発生しました。

NASAの惑星防衛官・リンドリー・ジョンソンさんによると
「今回のような威力の流星(火球)は100年に
数個の頻度でしか観測されない」とのことです。

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火球とは何?わかりやすく解説まとめ

「ここまでの解説は小難しすぎる!」
と思った方のためにまとめの意味合いを込めて
さらにかみ砕いて火球とは何か説明しますね。

火球とは子供にもわかるように説明しますと、
すっごくまぶしい光を放ちながら空を流れるもの」のことです!

これはNASAの定義をかみ砕いたものです。

ただ、人によっては「火球」は火の球ですね。
だから火の色をした光が上空を流れているものを火球って
定義している方もいます。

動画で確認するとこれが火球です。

他にも

動画で見ると、「これが火球か!」
って一目瞭然ですね。

「まぶしく光りを放ちつつ、上空を流れる姿」を
確認することができます。

このような現象が2020年7月2日深夜2時32分ごろにも
確認できたわけですね。

いかがでしたか?
動画を見ると明らかなように
火球はこの地球上のどこにでも起こりうる現象です。

ただ、今回のように日本の上空で見ることができたのは
すごくラッキーなことだったかもしれません。