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一般知識

ホワイトカラーの犯罪とは?わかりやすく解説




前回の記事ではコーエンの非行下位文化理論について解説しました。
非行下位文化理論とは?わかりやすく解説

今回の記事ではホワイトカラーの犯罪について解説します。

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ホワイトカラーの犯罪とは?

ホワイトカラーの犯罪

ホワイトカラーの犯罪というのは
肉体労働者じゃなくて事務労働者による犯罪のことです。

事務職、管理職、専門職のことをホワイトカラーと呼びます。
一般的には低所得層・肉体労働者が犯罪を犯しやすいという
誤った社会通念がありました。

ところがサザーランドさんが調べてみた結果、
世間的に見てエリートと呼ばれる人の方がよっぽど
ひどいことをやっていることを突き止めました。

たとえば2020年12月現在、こんな犯罪がありましたね。

生命保険会社の元社員が19億円もの金額を詐欺したという事件です。
どんなに頑張っても一般人なら19億円ものお金を使い切ることなんてできないでしょう。

また仮に銀行強盗みたいな凶悪犯罪でもせいぜい3億円程度でしょう。

ではどうして生命保険会社の元社員が19億円ものお金を詐欺できたか?
というと、大手保険会社の調査役という立場を悪用したからです。

つまり、その辺のコンビニで強盗したって、
せいぜい10万円程度でしょう。

むしろ低所得者層の方が社会的に地位が低い人なので
どうせたいした権限がありません。
悪いことをやろうとしたってたいしたことができないです。

エリートの方が決定権を持っているので
大きなお金を動かせる分だけ本気で悪いことをやろうと思ったら
巨悪な事件を起こすことができます。

一方、エリートというのは制度を作る側なので
悪いことをしてももみ消すことができたりします。

また、日本の場合、経済犯罪に対して罪が緩いです。
10万円窃盗するのと、19億円詐欺するのと
懲役の最高刑がそんなに変わらなかったりします。

そういう意味で目だないけども
実際はエリートの方が悪いことをやっていたりします。
これがホワイトカラーの犯罪です。