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一般知識

ジャン・ボダンは主権をどのように考えた?

ボダン 主権




ジャン・ボダン(ボーダンとも)さんは1530年生まれで1595年に亡くなっているフランス人です。
哲学者であり、弁護士さんでした。
主な著書は『国家論』です。

今回の記事ではジャン・ボダンさんは主権をどのように考えたのか?
解説したいと思います。

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ボダンは主権をどのように考えたのか?わかりやすく解説

ボダンといえば主権論というくらい大事な考え方となります。
ではボダンのいう主権っていったいどういうことなのでしょうか?

ボダンは主権を『国家の絶対的かつ恒久的な権力である』というふうに考えました。
どういうことか?というと、国内的にはこれを超える権力が存在しないという、
国内的な最高性』、それから対外的には独立しているという『対外的自立』、
この両者を兼ね備えるものがボダンの考える『主権』です。

つまり、

ボダンが考える主権とは

・国内的な最高性
・対外的自立

の両方を兼ね備えるもののことです。

その国の中ではその統治をするものはもっとも力を持っている、
もっとも最高位になるということです。

最高位にあって統治をしている、たとえば君主なら君主です。
隣の国をみると君主がいるし、
その向こうを見るとローマ教皇領を持っているローマ教皇がいたりします。

ボダンは主権というのは国内的には最高であって
そしてその最高さというものに関してはどの国も平等なんだ、
だからよその国が他の国に内政干渉してはいけないということです。

「だから他の国王も、ローマ教皇も我が国に介入するな!
主権は対外的には独立平等なんだ!その国で最高の統治権を持っているのは
わが国王なんだから、それに対して内政干渉してくるな!」と主張しました。

以上でボダンさんのいう主権についての考え方についての解説を終わります。