「マスコミの影響力って、実際どのくらいあるの?」
いやいや、これね、めちゃくちゃ面白いテーマなんだよ。
だって、メディアの情報を見て
「なるほど!」って思うこと、あるでしょ?
でもそれ、本当に自分の意見?
もしかして、知らぬ間に操られてる…?
前回は 「麻酔的逆機能」 について話したよね。
⇒麻酔的逆機能とは?ラザースフェルド&マートンの理論が示す知るだけで終わる現象
情報を知って満足しちゃって、行動につながらないアレ。
今回のテーマも、それに負けず劣らず重要!
「マスコミュニケーションの効果」
について深掘りしていくよ。
これ、流れがあってね、
最初は強力効果論が主流だった。
その後、いやいや「そこまで影響ないでしょ」って
限定効果論が出てきた。
でも、結局また「やっぱりマスコミの影響デカいわ!」
ってなって新強力効果論が登場。
つまり、メディアの影響力って、
一度「強い!」→「いや、そうでもない」→「やっぱり強い!」って、
振り子のように揺れてるんだよね。
さあ、この流れ、どういう背景で起こったのか?
じっくり解説していくよ!
目次
「マスコミの影響ヤバい説」本当なのか?強力効果論 vs 限定効果論!
「マスコミの影響力って、どれくらいスゴいの?」
これ、時代によって
評価がジェットコースター並みに変わってる んだよね。
で、最初にドーンと登場したのが 強力効果論!
時は1930〜40年代。
ナチス・ドイツのヒトラーが登場。
で、その宣伝担当が ゲッベルスっていう超有名な人。
この人、まるで SNSのバズらせ職人みたいに
マスコミをフル活用して「ヒトラーすげえ!」って空気を作ったわけよ。
1943年の今日、ゲッベルスが総力戦演説。ナチスがもたらした市民的公共性とは異なる国民の一体感とは何だったのでしょうか。メディア史の視座から日独を比較し現在の問題を照射します。 #戦後80年
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結果、どうなったか?
「ヤバい!メディアの影響、チート級じゃん!!」
こうして 「マスコミは最強!」っていう考えが広まった。
これが 強力効果論 だね。
でもね、1940年のアメリカ大統領選挙で
「いやいや、ちょっと待った!!」ってなる。
「エリー調査」っていう研究が行われたんだけど、
これが衝撃的な結果に…。
「マスコミのニュースより、
友達の意見のほうが影響デカくね?」
つまり、新聞やラジオの影響よりも、
近くのオピニオンリーダー(=影響力のある人)
からの情報が重要だったんだよね。
「え?マスコミってそんなに影響力ないの?」
ってことで登場したのが 限定効果論。
つまり…
📢 1930〜40年代 → 「マスコミ最強!!」🔥(強力効果論)
📢 1940年代 → 「いや、むしろ身近な人のほうが影響デカい?」🤔(限定効果論)
この流れ、まるで「テレビ vs YouTube」みたいじゃない?
さあ、次はどうなる…!?
「なぜみんな同じ話をする?」新強力効果論が明かすメディアの影響力!
なんかさ、世間の話題って みんな似てる よね?
学校でも、会社でも、SNSでも、
テレビでやってる話題がそのまんま広がってる。
これ、たまたま? それとも… 仕組まれてる?
でもさ、冷静に考えてみて…
「今話題になってること」って、
本当に自分で選んでる?
メディアの影響って結局どうなの?って話、まだ続くよ!
強力効果論 → 限定効果論 ときて、次に出てきたのが… 新強力効果論!
1970年代以降、またまた「マスコミの影響デカすぎる説」が登場。
例えば 1968年のアメリカ大統領選挙。
メディアが 「今回の選挙の争点は〇〇!」 って言うと、
有権者の話題も 「今回の選挙は〇〇がポイントだよな〜」 になる。
いやいや、みんな自分で考えてると思ってるけど、
実は メディアに考えさせられてるだけだった…!?
これ、日本でも同じことがあったよね?
小泉純一郎元首相が 「郵政民営化が今回の争点!」 って発言。
そしたらメディアも 「郵政民営化の是非が選挙の焦点!」 って報道。
で、結果 国民の話題もそれ一色に。
…いやいや、ほんとに郵政民営化だけが一番大事だったの!?
お客さんに選択肢を与えすぎると買わなくなるんだわ。小泉純一郎が歴史的な大勝利をおさめた選挙は「郵政民営化に賛成か反対か」という2択にメッセージを絞り込んでいた。あれダイレクトマーケティング的に正しいんだよ。
— 千代目 (@tTY466szSET2h5q) October 28, 2024
これが 「議題設定機能仮説」(マコームズ&ショー提唱)。
「どのテーマを考えるべきか」すら
メディアに決められてる可能性 があるってこと。
さらに…
メディアが「これが世の中の主流の意見です!」って流すと…
「うわ、これに逆らったらヤバくね?」
って感じで 反対意見を言えなくなる 人が増えてくる…。
そして、みんな 沈黙を守る…まるで螺旋階段を下るように…。
これが 「沈黙の螺旋仮説」(ノエル=ノイマン提唱)。
📢 メディアが議題を決める → 議題設定機能仮説
📢 逆らいにくくなって沈黙する人が増える → 沈黙の螺旋仮説
結果…「やっぱマスコミの影響、デカすぎるじゃん!」ってなる。
…でも、ちょっと待って?
これ、今の SNSの「炎上」とか「空気読め圧力」 と同じじゃない!?
「この話題についてはこう思うのが常識!」って流れができて、
少しでも違う意見言うと 「え?お前ヤバいやつ?」 ってなる…。
さあ、あなたは 「黙る側」?
それとも「逆らう側」?
新強力効果論×沈黙の螺旋!情報を鵜呑みにしない思考法
さて、ここまで 「マスコミの影響力って実際どうなの?
って話をしてきたけど、結論は…
📢 「影響、エグいほどデカい!」
メディアが何を大事な話題にするか決める → 議題設定機能仮説
メディアが主流の意見を作ると逆らいにくくなる → 沈黙の螺旋仮説
じゃあ、どうする?
📢 「みんながこう言ってるから正しい」って思わない!
📢 ニュースを鵜呑みにせず、自分の頭で考える!
この視点を持ってるだけで、
メディアに踊らされる側じゃなく、
自分で判断できる側 になれるからね!
さあ、あなたは 「流される側」? それとも「考える側」?