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1次試験

ポイズンピルとは?わかりやすく説明




ツイッターを見ていると、
たまにポイズンピルという用語が目に入ってきます。

他にも

とか。

ただ、ポイズンピルとは何か?
理解していないと、ツイート内容を理解するのが
難しいと思います。

そこでこの記事ではポイズンピルについて
わかりやすく解説していきたいと思います。

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ポイズンピルとは?

ポイズンピルはPoison Pillと書きます。
直訳すると『毒薬』となります。

ポイズンピルとはどういうことか?というと、

ポイズンピル

上記図はX社がY社に対して敵対的買収を計画しているとしましょう。
Y社はX社に買収されるのがすごく嫌です。

そこでY社の株主さんに対して新株予約権という権利を与えておきます。
しかもタダ同然です。

たとえば、1株500円とかで。
ちなみに新株予約権というのは将来株を買う権利のことです。
ここでは1株500円で買う権利をY社の株主さんに与えました。

X社がY社を買収しようとしました。
たとえばTOBを駆使するなどして。
TOBとは?わかりやすく説明

TOBというのは現在1株1000円だったとしたら
X社が「Y社の株を1200円くらいに上乗せして株を買いますよ」と新聞などで公告して
Y社の株主から株を売ってもらう手法です。

もしX社がTOBを仕掛けてきたらY社の株主は
新株予約権という権利を行使します。

するとどうなるでしょう?

Y社の株主は新株予約権として将来1株500円という
安い価格で買う権利を持っているわけですね。

一方X社は時価よりも少し高い価格1200円で買うわけです。

ということはX社(TOBとして1株1200円で購入)と
Y社の株主(新株予約権として1株500円で購入)との間で
不公平感が出ます。

明らかにX社の方が不利な状況です。

こうやってX社に心理的な圧力をかけるわけですね。
「X社さん、それでも当社(Y社)の株を買うんですか?」と。

「それでもY社の株を買うよ」とX社が開き直ったら
それでおしまいなのですが、
ふつうはX社としては大損するので、やめる可能性が高いです。

で、今回の新株予約権が毒薬(ポイズンピル)です。

以上でポイズンピルについての解説を終わります。