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一般知識

エリクソンのアイデンティティ拡散とモラトリアムとは?




あなたはエリクソンが主張したモラトリアムとかアイデンティティ拡散と聞いて
何を感じますか?

ツイッターを見ていると

みたいな感じで特に
モラトリアムという用語は普通に使われています。

今回の記事ではエリクソンが主張した
アイデンティティ拡散とモラトリアムとはどういう意味なのか、
わかりやすく解説していきたいと思います。

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エリクソンが主張したアイデンティティとは?

こんな感じでアイデンティティという用語は普通に
日々使われている用語ですね。

アイデンティティという用語を提唱したエリクソンさんは
もともと発達心理学者です。

アイデンティティという用語自体、
ちょっと小難しい用語ですけど、
自分のアイデンティティが・・・
みたいに現代でも使われることがあります。

でもこうやって通俗的に広がってしまうということは
みんなあまり厳密な意味なんて考えずに使ってしまうわけです。

その結果、アイデンティティという言葉の本当の意味が
わからなくなってきてしまうわけですが、
もともとアイデンティティ(identity)は
英語だと『同一』という意味です。

だから同一であることというのが『アイデンティティ』という言葉の
軸にあると考えると理解しやすいと思います。

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自我アイデンティティと自己アイデンティティ

ところでエリクソンさんは

・自己アイデンティティ
・自我アイデンティティ

と区別します。

自己アイデンティティは何かと自分を一体化して得られるような
アイデンティティのことです。

たとえば「私は京都産業大学の学生です」とか
「私は2人の子供の母親です」とかは
何かと自分を一体化させています。

何らかの集合体と自分を一体化して同一性が生まれているので
自己アイデンティティとなります。

でも京都産業大学の学生はいっぱいいますし、
二人の子供の母親もいっぱいいます。

これだけでは自分らしいとは言えませんね。
心の中にあるいろんなものとのアイデンティティを組み合わせたもの、
つまり内面的な同一性を自我アイデンティティといいます。

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エリクソンのアイデンティティ拡散とモラトリアム

モラトリアム

先ほども言いましたが、エリクソンさんは発達心理学者です。
エリクソンは人生を8つのステージ(段階)に分けて、だんだん発達していくと考えました。
特徴としてはステージを上げるためには乗り越えないといけない壁があるという点です。

エリクソンの8つのステージ(段階)とは

・乳児期
・幼児前期
・遊戯期
・学童期
・青年期
・初期成人期
・壮年期
・老年期

のことです。

それぞれのステージごとの達成課題がありますが、
たとえば、青年期から初期成人期に上がるためには何をしないといけないか?
というと、『アイデンティティの確立』です。

アイデンティティを確立しないと何が何かわからなくなってしまうと
エリクソンさんは考えました。
これを『アイデンティティ拡散』といいます。

でもいきなりアイデンティティを確立して大人になるなんて
そう簡単にはできません。
そこで試行錯誤の期間があります。
これがモラトリアムです。

こんな感じで青年期はいろいろ試行錯誤してくださいということになります。

以上で解説を終わります。