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1次試験

フィスカルポリシーとは?わかりやすく説明




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

あなたに質問です。
経済学的にどうやったら景気を安定させることができますか?

この記事を書いているのは2020年8月1日(土曜日)です。
新型ウイルスの影響で、景気がかなり悪くなっていますね。

アメリカのGDPも史上最悪レベルです。

日本のGDPも相当悪化しそうですね。

「ちなみにGDPって何?」
と詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
GDPとは何か?簡単にわかるように解説します!
GDPとは子供にもわかりやすく説明しました

で、どうやったら景気を安定化させることができるのか?
ということですが、基本的に2つのやり方があります。

景気を安定化させる2つの方法は

・裁量的財政政策(フィスカルポリシー)
・自動安定化装置

です。

それぞれについて解説していくのですが、
今回の記事では裁量的財政政策(フィスカルポリシー)について
わかりやすく解説していきたいと思います。

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フィスカルポリシー(裁量的財政政策)とは?わかりやすく解説

フィスカルポリシー(裁量的財政政策)とは
その場その場の景気に合わせながら
うまく景気のかじ取りをやっていこうという政策のことです。

つまり、状況に合わせる政策のことです。

フィスカルポリシーだと、一般的にいうと、国会で予算を議決して
実施していくという流れになるので
結構時間がかかります。

なかなか国会で予算が通らなかったりするからです。

なので、フィスカルポリシーは景気を安定させようと思っても
実施するまでに時間がかかるというデメリット
があります。

たとえば、景気が過熱している時って
個人消費が多くなります。

数十年前のバブル絶頂期は景気が過熱していた一例です。

この場合、フィスカルポリシーはどのように考えればよいのでしょう?
個人消費や投資が多すぎるので、
政府としては政府支出Gを減らす(予算を減らす)か増税して個人消費を減らそうとします。

そうやって景気を下げ、景気を安定化させようとするのが
フィスカルポリシーです。

逆に景気が低迷しているとき、
まさに2020年現在ですが、
こういうときというのは行政は自ら率先してお金を使わないと
どんどん景気が悪くなります。

なので政府支出Gを増やします。
どんどんダムや橋を作ったりするわけです。

あるいはこういうときこそ減税をやって
私たち労働者の手取り輸入を増やし
もっとお金を使わせようとします。
これもフィスカルポリシーです。

だから頭のいい先生は2020年現在、
減税を訴えているわけです。

まとめますと
フィスカルポリシーというのは
その場その場の状況に合わせながらうまく政府として
政府支出を増やしたり、減らしたり
増税やったり減税をやったりしてうまく景気のかじ取りをやっていこうという政策のこと
です。

これに対してもう一つ景気を安定させるやり方としては
自動安定化装置(ビルトインスタビライザー)があります。
続きはこちらをご覧ください。
ビルトインスタビライザーとは?例を挙げてわかりやすく解説