「え、やば…全部やっちゃってたかも…」
そうなる前に読んでほしい!
アンケート設計の大失敗、
その代表格がダブルバーレル質問。
この記事を読めば、どこがマズくて、
どう直せばちゃんと伝わる設問になるのか──
【一発でわかる!】具体例つきで徹底解説します。
目次
【ダブルバーレル質問の定義と例】なぜこれがアンケートを壊すのか?
「ダブルバーレル質問」って聞くと、なんかカッコいい武器みたいだけど…
実はそれ、アンケート設計をぶっ壊す
誤答製造マシーンなんだよね。
意味はズバリ、 「一つの質問に、
二つ以上のことを同時に聞いちゃってるやつ」のこと!
で、それがなぜダメかっていうと──
・回答者が「どっちのことを聞かれてるのか分からない」
・結果、答え方が曖昧になって誤答が増える!
たとえばこんな感じ
「あなたは平日や週末に毎日勉強していますか?」
→ 平日は頑張ってるけど週末は気が抜ける…
そんな人、どう答えたらいい?
あるいは──
「部活やボランティアに参加したことがありますか?」
→ 部活はガチ勢だったけど、
ボランティア経験ゼロ…これ、答えづらすぎ!
こういう「どっちかだけ当てはまる人が困る質問」が、
まさにダブルバーレル</strong!
まさに、聞いてるつもりで、
データをぶち壊す質問ってわけ!
【ダブルバーレル質問 NG例】「若い女性の喫煙や飲酒をどう思いますか?」
これはもう、教科書級のダメ質問!
なんでダメなの?って思うよね。
だって、こういう人もいるじゃないですか。
・タバコはOKだけど、お酒はダメな人
・お酒はOKだけど、タバコはちょっと…って人
でもこの質問って、
「両方まとめてどう思う?」って聞いちゃってるわけ。
だから、こういう人たちに
「賛成 or 反対」で答えてもらうと…
その人の本当の気持ちが、うまく伝わらないんだよね。
たとえるなら、
「制服とスーツ、どっちをよく着ますか?」って聞きたいところを、
「制服やスーツをよく着ますか?」って聞いちゃってる感じ。
「スーツだけ着る仕事なんだけど…」とか、
「制服は着るけど、スーツは全然…」って人、困るよね?
どっちも該当しないと答えにくいし、
片方だけでも「はい」と答えると、
もう片方も使ってるみたいに誤解されちゃう。
これがまさに、ダブルバーレル質問の罠なんですよ。
【OK例】に直すとこうなる
・「若い女性が喫煙することについてどう思いますか?」
・「若い女性が飲酒することについてどう思いますか?」
はい、これでバッチリ!
一問一意──つまり、一つの質問で、
一つのことだけを聞くのが基本ルールなんです。
【ダブルバーレル質問の例2】「音楽や映画に関心はありますか?」
これも、よくあるけど実はちょっと困る質問なんだよね。
たとえばこんな人がいたとしましょう。
🎧「音楽はめっちゃ好き!でも映画はあんまり観ない」
🎬「映画は好きだけど、音楽には全然ハマってない」
…この人たちに
「音楽や映画に関心ありますか?」って聞いちゃうと、どうなる?
「う〜ん、どっちかだけなんだけどな〜…
まあ一応『はい』でいっか…」
って感じで、ちょっとズレた答えが返ってくることもあるんだ。
たとえるなら、
「国語と算数、どっちも好きですか?」って聞かれて、
「国語だけ好きなんだけど…」って時に、
なんか答えにくくなる感じ!
でも実は、こうすればカンタンです。
【OK例】
・「音楽に関心はありますか?」
・「映画に関心はありますか?」
これなら、それぞれに『YES』か『NO』を答えるだけ。めっちゃスッキリ!
一つずつ、分けて聞く──
それが、わかりやすくて正確なアンケートのコツだよ!
【ダブルバーレル質問の例3】「テレワークや時差出勤を経験しましたか?」
これ、一見便利そうな質問だけど…実はちょっと危ない!
なんでかっていうと、
「テレワーク」と「時差出勤」って、
やってることが全然違うからなんだ。
テレワーク = 家からお仕事(在宅勤務)
🚶♂️時差出勤 = 会社には行くけど、出社の時間をずらすやつ
ね? 似てるようで、全然違うでしょ?
でも「どっちもやったことありますか?」って聞いちゃうと──
「テレワークだけやったよ!」とか、
「時差出勤だけ経験あるけど?」って人が、
めちゃくちゃ答えにくくなるわけですよ。
たとえるなら、
「給食とお弁当、どっちも食べたことある?」って聞かれて、
「お弁当はあるけど給食はないよ〜」って人、答えづらい感じ!
だから、こうやって聞き直すのが正解👇
【OK例】
・「テレワークの経験はありますか?」
・「時差出勤の経験はありますか?」
これなら、ひとつひとつにハッキリ答えられるからスッキリ!
似てるようで違うものは、ちゃんと分けて聞く
─これがダブルバーレルを避けるコツだよ!
でもね、ちょっと考えてみて?
この質問、「ただのミス」ってだけじゃないかもしれないんだ。
実はこういうまとめて聞く聞き方は、
わざと使われてることもあるんだよね。
たとえば…
テレワークだけ or 時差出勤だけの人も「はい」と答える
→柔軟な働き方を多くの人が経験してるように見せられる
両方の評価がごちゃ混ぜになる
→不満があっても曖昧にできる
つまり、こんなふうに使えば…
「ほら、働き方改革、うまくいってるでしょ?」って
印象操作もできちゃうってわけ!
だからこそ、質問の仕方って、めっちゃ重要!
答える人が正直に答えられること、
そのデータがきちんと意味を持つこと──
それが、ほんとのアンケートのチカラなんです。
【ダブルバーレル質問の例4】「運動やストレッチを毎日していますか?」
これも意外と見落としがちだけど、しっかり落とし穴…。
たとえばこんな人、あなたの周りにいませんか?
🏃「ストレッチは毎日やってるけど、運動はあんまり…」
「運動はガチだけど、ストレッチとかやったことない!」
そんな人に「運動やストレッチを毎日していますか?」
って聞いちゃうと──
「え、どっちのこと?」
「片方だけじゃダメなの?」って、
答えづらくてモヤモヤする質問になっちゃうわけですよ。
たとえるなら、
🍛「カレーとラーメン、どっちも好きですか?」って聞かれて、
「カレーは好きだけどラーメンはちょっと…」って人が、
どっちもOKみたいな答えになっちゃうパターン!
これが、ダブルバーレルの答えのズレを生むところ!
【OK例】
・「毎日運動をしていますか?」
・「毎日ストレッチをしていますか?」
はい、これなら答えもスッキリ✨
1つずつ聞く=正確な答えが返ってくるってこと!
でね、実はこういう聞き方──
わざとやってるパターンもあるんですよ。
例えば、、、
「健康習慣を持つ人が多い」って印象を作りたいとき。
運動だけしてる人も、ストレッチだけしてる人も、
ぜ〜んぶ“健康的な生活してます”にカウントできる。
するとどうなると思いますか?
「国民の8割が健康維持に取り組んでいます!」なんて発表も、
実はこの手法で水増しされてる可能性もあるわけ。
要するに──
本当は「どんな健康行動を取ってるのか?」を知りたいはずなのに、
「やってる感」だけを広げることが目的になってるってこともある。
だからこそ大事なのは、
本当に知りたいことを一つずつ、丁寧に聞くってこと!
誤解されない質問こそ、
信頼されるデータの第一歩なんです。
【ダブルバーレル質問を避けるコツ】誤答を防ぐ3つのチェックポイント
ここまで読んでくれたあなたなら、もう大丈夫!
でも最後に、ダブルバーレルを避けるための
「3つの鉄則」だけは忘れないで👇
(1)欲張らない!
→「あれもこれも聞きたい」はNG!まずはひとつずつを丁寧に。
(2)一問一意を意識!
→ 一つの質問で聞くのは、一つのことだけ。それがデータの命!
(3)プリテストはマスト!
→ 自分で答えてみる。他人にも答えてもらう。
そこで気づける“違和感”が命を救う!
【まとめ】ダブルバーレル質問、あなたもやっちゃってない?
「ちゃんと聞いてるつもり」が、
「ちゃんと伝わらない、伝わってこない」原因になってる──
それが、ダブルバーレル質問の怖さなんです。
でも、もう大丈夫。
この記事をここまで読んでくれたあなたは、
きっともう“誤答製造マシーン”なんかじゃない。
むしろ、
本音を引き出せる質問をつくれる人に一歩近づいてるはず!
そして、最後にひとこと──
最後まで読んでくれて本当にありがとうございます!
ここまで読んでくれたこと、ちゃんと考えてくれたこと、
それが「いい調査」「いい社会」をつくる第一歩です。
これからのアンケート、
1発1発、狙いを定めたシンプルで伝わる質問にしていきましょう!
(また迷ったら、この記事に戻ってきてくださいね!)