今回の記事ではクロスライセンシング(クロスライセンス契約)とはどういうものなのか、
例を挙げながらわかりやすく解説していきたいと思います。
クロスライセンス契約とは?
クロスライセンス契約は提携の一種です。
提携はアライアンスとか戦略的提携とかいったりします。
提携とは契約にしたがって相手企業にお金を払って
技術やノウハウを利用する長期に及ぶ協力関係のことです。
提携にはいろんな形態があります。
・共同開発
・共同生産
・生産販売委託
などいろいろあります。
提携の事例にはいろいろあります。
ビルの1階にセブンイレブンというコンビニがあったりしますね。
さらにセブンイレブンには銀行のATMがあってお金をおろせます。
なぜなら銀行とセブンイレブンとが提携しているからです。
それから2021年7月現在、
セブンイレブンだとdocomoのdポイントが使えたりしますね。
「dポイントをd払いで使うと1億ポイント山分け」に参加するために、#セブンイレブン で必要品を購入しました。
dポイント 100pt使用しまし、残りは #dカード に使うように設定しました。
当たれば良いなぁ。https://t.co/lOWSQPdVwl
— OKADA_130123 (@yukky5440) July 4, 2021
これはセブンイレブンとdocomoが提携しているからです。
で、ここからが本題です。
・アウトソーシング
・クロスライセンス契約(クロスライセンシング)
・OEM
などがありますが、今回ではクロスライセンシングについて詳しくみていきましょう。
OEMについてはこちらの記事で解説しています。
⇒OEMの具体例をわかりやすく解説
クロスライセンシングのライセンシングというのは
もともと特許権を受け取ったり払ったりして
特許を使ったり許諾したりすることをいいます。
これがクロスになっているというのは
お互いに特許権の使用などをある程度認め合う
包括的な契約を結ぶことをいったりします。
これをクロスライセンス契約といいます。
次にクロスライセンス契約(クロスライセンシング)の理解を深めるために例を挙げてみます。
クロスライセンス契約(クロスライセンシング)の例
クロスライセンス契約というのはどういう場合に使われるのでしょう?
架空の例を挙げてみますね。
たとえば、Aという会社とBという会社があったとしましょう。
A社とB社が協力してipadを超えるようなタブレット端末を開発しようと考えたとしましょう。
ところがA社もB社も液晶ディスプレイなんかに対する細かい特許をたくさん持っているとします。
せっかく共同研究開発をしようとしているのに、
開発するたびごとに「この技術を相手の特許を侵害していないだろうか?」
と不安になって調べていちいち許諾の申請を出して
特許料を支払ってとなると時間がかかってしかたがありません。
そこでクロスライセンス契約というのは大きな特許は別として
ある程度細かい特許については、
ある程度申請とか特許料の支払いをなくして
ある程度包括的にお互いに使えるようにしましょうと契約を結ぶわけです。
以上で解説を終わります。