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1次試験

ネットワーク外部性の具体例

ネットワーク外部性 具体例




今回の記事ではネットワーク外部性とは何か、
具体例を挙げてわかりやすく解説していきます。

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ネットワーク外部性とは?

ネットワーク外部性とは

ネットワーク外部性は経済学で外部経済、外部不経済がありますが、
この概念の応用です。
外部不経済と外部経済とは?例を挙げてわかりやすく解説
外部経済のグラフをわかりやすく解説
外部不経済の余剰分析についてわかりやすく解説

で、ネットワーク外部性とはある製品やサービスを利用する利用者さんの人数が
増加するにつれて、その製品やサービスを利用する利用者さんをゲットするベネフィットが
増加するという性質のことです。

ネットワーク外部性の定義だけ聞いても「???」となるでしょう。
ちなみに、ネットワーク外部性には直接効果と間接効果があります。

ネットワーク外部性の

・直接効果
・間接効果

に分け、具体例を挙げながらわかりやすく解説していきますね。

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ネットワーク外部性の具体例

ネットワーク外部性の具体例

先ほど

ネットワーク外部性には

・直接効果
・間接効果

があるとお伝えしました。

直接効果というのは利用者同士のやりとりによって生まれる価値のことです。

LINE

具体例としてはおそらくあなたもLINEアプリを使っていると思います。
LINEってどうして便利なのでしょうか?
これって結局のところ、みんながLINEを使っているからということにつきます。
LINEがいかに優れたサービスであったとしても、
LINEを使っている人が日本に1000人しかいなかったらそんなに便利ではないはずです。

みんながLINEを使えば使うほどLINEを使うことの便益(ベネフィット)が高まっていくわけです
これがネットワーク外部性における直接効果の具体例です。

次に間接効果の具体例を挙げてみますね。
間接効果とは補完財によって発生する価値のことです。

「補完財って何?」って方は先にこちらの記事をご覧ください。
完全補完財とは?わかりやすく解説

具体例を挙げるとしますと、
ブルーレイの映画が映画会社から発売されるとブルーレイという規格の価値が上がりますね。

LINEのスタンプをみんなが制作して発表すると
みんながスタンプを利用し、LINEの価値が上がります。
これが間接効果の具体例です。

ところで情報通信産業というのはネットワーク外部性が働きやすいといわれています。
一度、ある規格が利用者さんの間で広く利用されるようになると、
他の規格は新規利用者をゲットできなくなります。

結果、デファクトスタンダードが発生します。
デファクトスタンダードって何?という方はこちらをご覧ください。
デファクトスタンダードにはどんなリスクがあるの?
デファクトスタンダードとは?
デファクトスタンダードの身近な例を解説

LINEと同じような機能とか性能を持っているアプリって世の中にいっぱいあるはずです。
でもどうして他のアプリを使わないでLINEを使うのでしょう?
みんながLINEを使っているからです。

つまり、LINEをみんなが使うような段階に入ると、
みんながLINEを使うことによってLINE自体の便利さが高まります。
これがデファクトスタンダードになっていくわけですね。

だって、大学のサークルに入ってかわいい女の子、あるいは
かっこいい男性から「LINE交換しよ!」って言われて、
「私、僕、LINEやってないです」ってなったら
チャンスを逃すじゃないですか。

あなたが子を持つ親であっても
子供の部活動の保護者会みたいなやりとりはみんなLINEです。
LINEやってなかったら確実にはぶられます。

夏休みに部活があるとしても大雨洪水警報が出ているとき、
今は個人情報の関係でみんなの電話番号は公表されません。
そんなときにLINEやってなかったら
「今日休みだよ」みたいな情報が入ってきません。

そうなると大雨の中、とりあえず子供を部活に行かさないといけません。
かわいそうだし、時間の無駄じゃないですか。

こんな感じでみんながLINEやってると
それだけでメリット、ベネフィットなどが高まるわけですね。

以上、ネットワーク外部性の具体例について解説しました。