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コアコンピタンスの成功事例をわかりやすく解説

コアコンピタンス 例




前回の記事では資源ベースモデルと比較する形で
SCPモデルについて解説しました。
SCPモデルとは?わかりやすく解説

令和3年現在、流行っているのはSCPモデルではなく、
資源ベースモデルです。

資源ベースモデルの代表的な研究は

・ペンローズ
・コアコンピタンス

の2つが有名です。

コアコンピタンスとは他の会社が真似するのが難しい
自分の会社の中核的な能力のこと
です。

今回の記事ではコアコンピタンスの成功事例を
挙げてみたいと思います。

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コアコンピタンスの成功事例

コアコンピタンス

コアコンピタンスの成功事例として『ソニーの小型化技術』があります。
ソニーはもともと戦後(1946年)にできた会社で、当時の会社名は『東京通信工業株式会社』でした。
すごく渋い名前の会社だったのですね。
創業者は二人いて、1人は井深大(いぶかまさる)さんで海軍の技術者だった人で
もう1人は盛田昭夫(もりたあきお)さんで、愛知県の造り酒屋の御曹司だった人です。

この2人が中心です。
ソニーって最初は従業員が全員で10人弱くらいしかいないという
典型的な町工場というか中小企業でした。

1946年に創業して、あれよあれよという間に世界的な大企業になったのですが、
ソニーの強みって何か?というと具体的な製品ではなく、
小型化する能力
です。

この小型化する能力(小型化技術)がコアコンピタンスです。
町工場みたいな会社がどうやって世界的な企業になったのでしょう?
ソニーが飛躍するきっかけになった製品があって、
世界で初めてトランジスタラジオの実用化に成功した会社だったのです。

トランジスタラジオって何?という方もいるかもしれません。

真空管のラジオ

昔のラジオって真空管という半導体を使っていた関係で
ものすごく大きかったです。

それこそ居間などで据え置きで使うものでした。

ところがトランジスタというのは半導体の一種ですが、
1947年の12月にアメリカのベル研究所というところで
ウィリアムショックレーさんのチームがトランジスタという新しい半導体を発見しました。

ソニーはそれの利用権を買ってきてトランジスタを使って
トランジスタラジオを作りました。

ラジオ

これがどのくらい小さかったか?というと手のひらに乗るくらいです。
これは当時、ものすごく革命的なことでした。

真空管ラジオ

その当時はテレビもなくて普通の人が報道を知るのはラジオしかありませんでした。
でも、当時のラジオは居間で据え置きで使うような大きなものだったのが
手のひらにのって持ち運べるくらい小さくなったわけですから。

例えるなら洗濯機が手のひらに乗るような革命です。
これに何の意味があるか、わかりませんが
洗濯機が手のひらに乗るようになるくらいのインパクトです。

ソニーというのは具体的な製品というより小型化する技術が優れている会社です。

ウォークマン

だからそのあとも最小最軽量のハンディーカムとか
ウォークマンなども開発してきました。

以上がコアコンピタンスの成功事例です。