今回の記事ではバタフライ効果とはどういう意味なのか?
わかりやすく解説していきます。
バタフライ効果についてわかりやすく解説
些細な出来事が最終的には予想もしていなかった
ものすごく大きな出来事に変わっていくことをバタフライ効果といいます。
ちなみにバタフライ効果は『バタフライエフェクト』ということがあります。
『エフェクト=効果』なので英語で言っただけの話です。
また、バタフライ効果を日本語でわかりやすくいったら
『風が吹けば桶屋が儲かる』と同じ意味です。
風が吹く
⇒砂ぼこりが舞う
⇒砂が目に入って失明する人が増える
⇒失明した人は三味線を弾く仕事をする
⇒三味線は昔は猫の皮を使っていたからネズミを食べる猫の数が減少する
⇒桶をかじるネズミの数が増える
⇒使えなくなった桶が増えたため、桶の需要が増える
⇒桶屋が儲かる
という意味です。
今凄いことに気がついた
「バタフライエフェクト」の日本語訳、「風が吹けば桶屋が儲かる」だ— シガラキ (@fksmfcountry) November 4, 2022
キャンプをすれば眼鏡屋がほほえむの巻 風が吹けば桶屋が儲かる。これは全くつながりのない、かけ離れた他人同士を意味する句。市役所で役人と市民とがもめている絵などがよく説明に添えられている。で、キャンプの方は、キャンプ→BBQ→酒盛り→焚き火→眼鏡にシワが寄る、で思わぬ結果のたとえ。
— 東伏見切通し (@243kiridoushi) November 1, 2022
バタフライ効果の由来をわかりやすく解説
1972年に気象学者のエドワードローレンツさんが
アメリカ科学振興協会で講演をしました。
講演のタイトルは『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』でした。
このときに『バタフライ効果』という考え方を発表したそうです。
いかにも気象学者ですね。
ブラジルでチョウチョが羽ばたいたら
風が吹けば桶屋が儲かる的な流れでテキサスでトルネードが起こるって話ですからね。
トルネードは気象現象ですから。
今日はPRの日と知ったので、トルネックスの社名の由来は
トルネード(竜巻)から来ています。
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話を元に戻します。
『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』という講演会で
エドワードローレンツさんは「チョウチョがブラジルで
パタパタ羽ばたいたらアメリカでトルネードを起こす可能性はある。
ただ、いくら気象情報をの精度を上げても
予測は不可能だ」と言ったそうです。
つまり、チョウチョが羽ばたいたら
めちゃくちゃ遠くの別の場所でトルネードを起こす可能性はある。
でも、トルネードなどの天候が決まる要因はいっぱいあって
複雑だからどれだけ機械などの精度を上げても天候を正確に予測することは不可能だということです。
どうしてエドワードローレンツさんはこんなことを
講演で言ったのでしょう?
あるときローレンツさんはコンピューターを使って長期の天気予報を計算していたそうです。
でも、このとき機械が故障したそうです。
機械が復活した後再計算したようですが
このときものすごい細かい誤差が計算内容に含まれていたため
予想できないような結果が出力されたようです。
このときのものすごく細かい誤差を一匹のチョウチョとみなして
バタフライ(=チョウチョのこと)効果という名前にしたそうです。
こんな感じでバタフライ効果という言葉を1972年に発表した時には
チョウチョの羽ばたきという誤差レベルの動きによって
めちゃくちゃ遠くにある場所の気象結果に影響を与えてしまうという意味の気象用語でした。
ブラジルで一匹のチョウチョがパタパタ羽ばたいた
⇒小鹿がチョウチョの羽ばたきに興味を抱き飛び跳ねた
⇒それを見たライオンが小鹿に近づく
⇒ライオンに気づいた小鹿は逃げる
⇒追いかけるライオンと逃げる小鹿によって風が発生する
⇒その風が上昇気流となる
⇒トルネード(竜巻)が発生する
です。
バタフライ効果と風が吹けば桶屋が儲かるはほとんど同じ意味ですよね。
バタフライ効果の例え話
バタフライ効果は別に気象学的なところだけで使われる用語ではありません。
またメキシコとかアメリカだけに当てはまる用語でもありません。
日常生活でも例え話として『バタフライ効果』を利用することがあります。
例えば、医学部に入って脳外科医になると思って
一生懸命受験勉強をしていた人がいるとしましょう。
でも4年浪人しても医学部に合格できず
あきらめて薬学部に入学したとしましょう。
私は獣医学部に入る前、薬学部に通っていました。
仮面浪人生だったってことです。
私が通っていた薬学部の教授はよく「薬学部は楽学部じゃない」
とか「薬のことは医者より知っている」ってよく言っていました。
今回登場する4浪して薬学部に入った人も
最車は薬の勉強にやる気がなかったけど
しだいに有機化学などの勉強に面白味を感じ始めました。
そして大学院に行き、博士号をとり製薬会社に就職し
ノーベル賞クラスの薬の開発に成功。
100万人の命を救ったみたいな話がバタフライ効果の例になります。
この例え話ではそもそも医学部受験に失敗していなければ
薬学部に行って100万人の命を救う薬を開発できなかったわけです。
今回ご紹介しているバタフライ効果を理解していれば
あなたの何気ない行動や選択があとになって
大きな影響を及ぼす可能性があるということも
わかるでしょう。
となると、普段の行動や選択も意識的にするようになるでしょう。
なぜなら無意識にお腹がすいたからお菓子を食べると
糖尿病になる可能性だってあります。
ジェル「おやつの時間、ですか…
子供達や他の皆の様に甘い物はあまり好まないのでお茶の時間に使わせて頂いています。
甘い物の摂りすぎは糖尿病になる危険性もありますし…
甘い物に限った事ではありませんが、虫歯にならない様に毎日念入りに歯を磨く事が大切ですよ。」— ほのぼのと暮らす夢見桜家bot (@Yumeshome0317) November 7, 2022
おやつを食べて糖尿病になりたくないと
意識的にお腹がすいても3時のおやつは我慢して夜ご飯まで待つみたいな
健康志向に自分を変えることだってできるようになります。
バタフライ効果についてわかりやすく解説まとめ
バタフライ効果はわかりやすく言い換えると『風が吹けば桶屋が儲かる』と同じ意味です。
何気ないあなたの行動が、結果としていろんな人に大きな影響を与えてしまうことがあるってことです。
なので、普段から意識的に後悔のないように
行動や選択をするようにしましょう。
無意識におやつを食べて糖尿病になることもあるかもしれませんし
無意識に相手を傷つける発言をしてしまい、みんなから嫌われ無視されるかもしれません。
そうならないためにも普段から意識的に「これを言ったら相手が傷つくかな?」
みたいなことを自分に問いただしながら行動するようにしうましょう。
以上で解説を終わります。
続いて『てぇてぇ』ってどういう意味なのか解説しましたので
ぜひご覧ください。