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1次試験

タックスシールドの計算に減価償却費を使う理由




前回の記事でタックスシールドとは何か?について
分かりやすく解説してきました。

まだご覧になっていない方は
先にこちらの記事をご覧ください。
タックスシールドとは?分かりやすく解説します

ここでは簡単に説明しますと
タックスシールド=損金算入する費用×税率
のことでしたね。

ただ、場合によっては
タックスシールド=減価償却費×税率
という式を用いることもあります。

どうしてタックスシールドの計算式に損金算入する金額ではなく
減価償却費を使うことがあるのでしょうか?

以下、詳しく解説していきます。

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なぜタックスシールドの計算に減価償却費を使うのか?

タックスシールド 減価償却

先ほど、タックスシールドの計算式には2種類あるっていいました。

・広義のタックスシールド=損金算入する費用×税率
・狭義のタックスシールド=減価償却費×税率

です。

広義のタックスシールドの場合、
費用が増えれば増えるほど、税金は減ります。
でも、費用ってふつうお金を支払うことになりますね。

タックスシールド

たとえば、八百屋さんだったら、
リンゴをのせるための器を購入する時にお金を支払います。
この器代が費用となって、節税効果が生まれるわけです。

この場合、器の購入費用によって節税効果が生まれるわけですが
費用は支出を伴うため、現金を増やすという大きな効果があるわけではありません。

そこで狭義のタックスシールドの登場です。

・狭義のタックスシールド=減価償却費×税率

です。

減価償却費はお金が出ていきません。
でも、税金が少なくなりますから、これは現金を増やす
大きい効果がある、そのことから狭義のタックスシールドというわけ
ですね。