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1次試験

フリーキャッシュフローの計算式の注意点とは?

フリーキャッシュフロー計算式




前回の記事でDCF法について詳しく解説してきました。
【分かりやすく解説】DCF法とは?
DCF法の式は上記画像のようになりますね。

ただ上記計算式がわかっても
フリーキャッシュフローの計算式がわからないと
結局、企業価値を計算することができません。

そこでこの記事ではフリーキャッシュフローを計算するための式について
詳しく解説していきたいと思います。

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フリーキャッシュフローの計算式(注意点)

フリーキャッシュフローの計算式(FCF)は

FCF=NOPAT+減価償却費―設備投資費±運転資本増減額

です。

NOPATはノーパットと読みます。
で、NOPATとは税引後の営業利益のことです。

上記フリーキャッシュフローの計算式は
キャッシュフロー計算書でいうところの間接法を
イメージすると理解しやすいと思います。

間接法は逆からたどっていき、
営業キャッシュフローを求めていく方法です。
これと同じような考え方になります。

FCF=NOPAT+減価償却費―設備投資費±運転資本増減額

上記フリーキャッシュフローの計算式について説明していきますね。

まず、NOPAT(税引後営業利益)に減価償却費を足していますね。
減価償却費は実際にはお金を外部に支払っているわけではありませんね。
だから足し算することで、数字を調整しているわけです。

それから設備投資費はマイナスしていますね。
設備投資には建築業者なんかに実際にお金を支払っている、
つまり、お金が出ていっているのでマイナスするわけですね。

それから運転資本増減については間違いやすいので
よく読んでくださいね。

運転資本が減ったときは足し算します。
それから運転資本が増えたときは引き算します。

運転資本が減ったときは現金としてはプラスになり
運転資本が増えたときは現金としてはマイナスになるからです。

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NOPATの計算式

NOPATは税引後の営業利益のことです。

で、NOPAT=EBIT×(1-実効税率)
となります。

EBIT(イービット)は税引前の営業利益のことです。
上記計算式を展開すると

NOPAT=EBIT-EBIT×実効税率

となり、EBIT×実効税率は税金のことなので
税引き前営業利益から税金分だけを引けば
NOPATとなる
わけですね。

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EBITの計算式

ではEBITはどうやって算出するのでしょう?

EBIT=経常利益ー受取利息+支払利息

となります。

これでフリーキャッシュフローの計算ができるようになり
以下の資産(企業価値)を計算できるようになります。

フリーキャッシュフロー計算式

【分かりやすく解説】DCF法とは?