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1次試験

普及率16%の理論(ロジャース)についてわかりやすく解説

普及率 16%




普及率16%の理論というのがあります。
ロジャースさんが提唱した理論です。

ツイッターでもこんな感じでツイートされている方がいます。

今回の記事ではロジャースが提唱した普及率16%の理論(論理とか法則という場合もあります)について
わかりやすく解説していきたいと思います。

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ロジャース普及率16%の理論とは?

ロジャースが提唱した普及率16%の理論ってどんな理論なのでしょうか?
まずこの普及率16%の理論は1962年に社会学者である『エベレット・M・ロジャース』さんが
提唱した理論です。

新しい製品とかイノベーションってすぐに買う人もいますし、
なかなか買わない人もいますね。
普及率16%の理論では新商品を買う時期によってこれから解説しますが
5つのタイプに分けます。

たとえばスマホ。
当ブログ管理人の私は2021年11月に登場したばかりの
iphone13promaxを購入しました。

でも、いまだにiphone6のままでずっと古い機種を使っている人だっているわけです。
ではどういう形で普及していくのでしょう?

こちらのグラフをご覧ください。
普及率16%の理論

採用時期によって5つに分類しています。
まず、グラフの一番左をご覧ください。
最初の2.5%は『すぐに買う人』で『イノベーター(革新的採用者)』といいます。
これは新製品が出たらとりあえず購入してみるマニア層の人です。

例を示しますと、アップルの新しいiphoneが出ると聞いたら
前に日からアップルストアの前で徹夜で並んで買うタイプの人です。
これがイノベーターです。
マニア層になります。

アップル製品のイノベーターをアップル信者と言ったりします。
当ブログ管理人の私もアップル信者です(苦笑)。

普及率16%の理論

グラフの左から2番目。
13.5%が該当するアーリーアダプター(初期少数採用者)がいます。
アーリーアダプターはマニアではないけど、流行に敏感で
オピニオンリーダーとなる人のことです。

たとえばiphoneが新しく出たと聞いたら
別に徹夜して並んで買うわけじゃないけど、
ある程度早い段階で買います。

しかもオピニオンリーダーというのは
iphoneの新機種を買ったら使用感などをツイッターなどで
レビューみたいな形でアップしてくれる人です。

こういう人がいるとありがたいですよね。
「今回のiphoneどうなんだろう・・・買って失敗したくないし」
みたいな人から信頼されます。
結果、「この人が星5つだったら大丈夫だろう」みたいな判断につながります。

逆に「あまり変わらないよ」みたいなレビューだったら
「今回は買うのをやめておこうかな」
みたいな判断につながります。

芸能人なんかはアーリーアダプターに入りやすいでしょう。

普及率16%の理論

次に買う34%の人をアーリーマジョリティー(前期追随者)といいます。
このアーリーマジョリティーが一般的な消費者です。
iphoneの新機種が登場してもすぐには買いません。比較的物の購入に慎重です。
さきほどのアーリーアダプターのレビュー記事などを見て買うかどうかの
判断の影響をものすごく受けるタイプがアーリーマジョリティーになります。

普及率16%の理論

その次の34%をレイトマジョリティー(後期追随者)といいます。
レイトマジョリティーは多数の人が受け入れているのを見てから購入するタイプの人です。

最後に購入する16%をラガード(採用遅滞者)といいます。
非常に保守的でなかなか買わない人です。

で、普及率16%の理論というのは
イノベーターの2.5%とアーリーアダプターの13.5%の合計の16%からきています。

新製品の普及でもっとも大事なのはアーリーアダプターだという考え方を持っています。
つまり、イノベーターというのは製品の目新しさのみに注目するマニア層で
新製品の普及には影響がないとロジャースさんは考えています。

これに対してアーリーアダプターは製品のベネフィットにも注目して
またそれを個々のネットワークを通じて社会に拡散してくれる役割を持っています。

イノベーターというのはiphoneが出るとアップルストアの前に徹夜をして並ぶ人たちです。
イノベーターはアップルが大好きだから製品の良し悪しに関係なく買います。
とにかくiphoneの新しいものが出たら買うわけです。
でも、これって影響力があまりありません。

徹夜で並んで買っている人がいるというニュースにはなるかもしれませんが
その徹夜で買っている姿を見て、他の人が「よし自分も買おう」とはなりにくいです。

普及率16%の理論

大事なのはアーリーアダプターです。
アーリーアダプターはベネフィットに注目してブログやツイッターなどを使って
社会に拡散してくれる役割があります。
結局、アーリーアダプターに普及するかどうかがその後のアーリーマジョリティーや
レイトマジョリティーの普及の分岐になるということです。

イノベーターの2.5%とアーリーアダプターの13.5%を合計すると16%なので
16%の理論と言います。
「アーリーアダプターが13.5%だから13.5%の理論でいいのでは?」
と思う人がいるかもしれません。

でも、イノベーターが買った後、初めてアーリーアダプターが新商品を買い始めます。
全体の16%(2.5%+13.5%)が買った(普及した)時点で、
その新商品の運命が決まることになります。

ですから、普及率16%の理論という名前は妥当でしょう。

以上でロジャースが提唱した普及率16%の理論についての解説を終わります。