参考文献・URL
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まず、45度線分析を理解するためには三面等価の原則について
理解しておきましょう。
⇒三面等価の原則をわかりやすく解説してみた
三面等価の原則から45度線分析とは何か理解する
三面等価の原則とは国民所得が
・生産面
・分配面
・支出面
のどの側面からみてもイコールになるということです。
![Ys](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
三面等価の原則から均衡国民所得(YE)が決まります。
均衡国民所得というのは需要(Yd)と供給(Ys)が一致している状態のことです。
上記の画像はインフレギャップのものですが、
YEのところを見ていただくとわかっていただけるでしょう。
YEのところはYdのグラフとYsのグラフが交差していますね。
で、Ydという需要というのは消費者が商品を欲しくなってお金を使ったり
政府が公共工事にお金を使ったりというのを意味するグラフです。
なのでYdは支出面です。
それからYsは供給面でしたね。
供給というのは企業が商品を作る方ですから生産面です。
三面等価の原則は
・生産面
・分配面
・支出面
でしたね。
で、生産面(供給、Ys)と支出面(需要、Yd)が一致しているのが
均衡国民所得です。
残りの分配面と生産面、支出面がリンクすれば三面等価です。
なので分配面を考慮に入れて行きます。
ではどう考えるか。
生産された商品の付加価値っていうのは
誰かに分配されるわけです。
それから誰かのものになった、つまり誰かに分配された商品は
誰かが欲しがっている、つまり需要(支出面)ものです。
要するに45度線分析のグラフっていうのは
生産された商品は分配され、そして支出に回るということを
表現しているわけです。
ちなみに横軸はY(GDP)で分配面です。
縦軸はYs(供給)とYd(需要)で生産面から見た国民所得と
支出面から見た国民所得です。
45度線分析とは?
![45度線分析とは](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
では上記グラフをご覧ください。
で、45度線が意味していることというのは
生産された商品Ysは分配面のY(国民所得)とイコールってことです。
たとえばYが300ならYsは300ですし
Yが100ならYsは100です。
なので中学校の一次関数でいうならy=xという傾きが1で切片が0のグラフと
同じになります。
y=x
をここでは、Ys=Yと表現しているだけです。
45度線になるのは
YsとYがイコールだからです。
Ysが200ならYは200で傾きが1です。
縦軸(Ys)と横軸Yが重なっている点をつなげてグラフにしたら
傾きが45度になります。
このYsという供給面のグラフを利用して分析するから
45度線分析というわけです。