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1次試験

資源依存モデルとは?わかりやすく解説




今回の記事では資源依存モデルについて解説します。
資源依存モデルはここまで解説してきた組織論に分類されるものではなく
組織間関係論に分類されるものです。

組織論というのはこういうものです。
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組織間関係論というのは
組織同士の関係について考える学問のことです。
会社っていうのはヒト、モノ、お金、情報といった経営資源を
他の会社との間で交換・取引しています。

会社にとって経営資源の重要性が高いほど他企業への依存性が強くなってしまいます。

ややこしい話になりますが、
パワー関係というのは依存関係の逆数(裏返し)という考え方があります。

小学生

たとえば、あなたが小学生くらいのころを想像してください。
あなたのお母さんやお父さんがあなた(小学生)に対する熱の入れようは
ものすごいものがあるはず。

「ちゃんと勉強しなさい」とか
「ご飯を残さず食べなさい」みたいな感じで。

こんな感じで親はあなた(小学生)に言うことを聞かすことができます。
なぜならあなたが高校生とか大学生よりも小学生の頃の方が親に依存しているからです。
当たり前ですけど、小学生はまだ自分で働いて収入を得て
自分のお金でじゃがいもやニンジン、カレーのルーを買って
自分でカレーライスを作って食べるってことができません。

自分の収入で服を買ったり、
自分の収入でアパートを借りて一人暮らしをしたりすることもできません。
だから小学生は親に依存して生きていくしかありません。

ある意味親の支配下で生きていくわけですから
親の言うことを聞いて生きていくしかないわけですね。

成人式

でもあなたが成人式に参加する年齢になり
就職したとしましょう。

となると自分で働いて収入を得て、
自分のお金でアパートを借りて、スーパーで鶏肉を買って
唐揚げを作って食べることができるわけです。

すると親に依存しなくても生きていけます。
結果的に親からのパワーを受けなくなってきます。

つまり、パワー関係というのは依存関係の裏返しなわけです。

結局会社は何らかの形で他の会社に依存しないといけないわけです。
たとえばあなたがペットショップの店長だったとしたら、
ドッグフードを他の会社と取引して仕入れないといけないでしょうし、
ペットショップの犬が病気になったら動物病院のお世話にならないといけません。

で、こういった他社に依存するという状況を管理しないといけないという考えが
資源依存モデル
です。

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資源依存モデルの例

資源依存モデル

たとえば、あるパソコンを作っている会社A(Panasonicのレッツノートみたいな感じ)があったとしましょう。
その会社はあるライバル会社B(同様にパソコンを作っている会社)の部品を使っていたとします。

逆にライバル会社BはA会社の部品を使っていません。

これって良くない状況ですね。
ライバル会社Bの気分次第で、A会社は部品を使えなくなる可能性がありますから。
ライバル会社Bとしては会社Aは敵なわけですからね。
自分の会社Bの売上を落としてまで会社Aを設けさせるわけにはいきませんから。

だから会社Aはなるべくライバル会社Bの部品を使わないように(依存しないように)
他の会社Cなどの部品を使おうと管理しようとするでしょう。

こういうケースが資源依存モデルの具体例になります。

以上で解説を終わります。