1次試験

在庫理論アプローチについてわかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

今回はトービンとボーモルによる在庫理論アプローチについてわかりやすく解説します。

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在庫理論アプローチでよくある勘違い

在庫理論アプローチ

この記事で解説している在庫理論はコンビニとか本屋の在庫のことではありません。
まずここで在庫=おにぎりとか本
みたいなイメージを持っていると理解できなくなる可能性があるのでご注意ください。

在庫理論アプローチの在庫=お金
というイメージを持ってください。

お金という在庫がお家にあるみたいな感じです。

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トービンとボーモルによる在庫理論アプローチ

在庫理論アプローチ

この記事をご覧のあなたなら、さすがに現金を持っていると思います。
少なくともスマホとかパソコンなどでこの記事をご覧でしょうし、
受験とか定期試験で必要だから読んでいるのでしょうから。

現金を持っている方だと思います。

で、スマホ料金とかパソコンの光回線の月の使用量は銀行引き落としになっている方が
多いのではないでしょうか。

そのために銀行の口座にお金を貯金しているのではないでしょうか。

ではあなたはどれくらいの割合で手元に現金を置いていますか?
たとえば預金が0円で全額現金を持っている方もいるでしょう。

お給料が銀行に振り込まれても1回で全額引き出してしまうわけです。
そうすれば手数料という出費を最小限に抑えることができます。

おそらく銀行に1円も預けず手元に置いておく人は
お金を引き出すときの手数料がもったいないという意識が働いているはずです。
コスト意識が高い人ですね。

逆に現金をまったく手元に置かずに
全額銀行に預けてしまう人もいるでしょう。

そもそも2020年現在、キャッシュレス決済ができるお店が増えてきているので
現金を持ってなくても生活するのに困りませんからね。

この人はおそらくスリの被害にあったり、
お金を落としてしまったり失くしてしまったりするリスクを考えてのことでしょう。
そういうネガティブな面だけでなく、微々たるものであっても
銀行にお金を預けておけば利子がもらえるというメリットもあります。

ここまでまとめると

・全額現金で持っていたら手数料がかからないというメリット
・全額銀行に預けておけば利息がもらえるというメリット

があるということです。

だからどちらが優れた考え方で、どちらが間違った考え方ということではありません。
一長一短があるってことです。

ではもしあなたがアルバイトをしているとして、
お給料が銀行に振り込まれたとしましょう。

どれくらいのお金をおろして、
どれくらいを銀行口座に残しておきますか?
割合を決めてください。

となると、「うーん、どうしようかな・・・」
となるかもしれません。

ともあれ、銀行からおろす金額と銀行に残す金額の割合を決めるときに
在庫理論アプローチが登場します。

たとえば、アルバイトのお給料が10万円だったとしましょう。
で、現行の利子率が1%だったとしますね(こんな高い利子率は今の銀行ではありえませんが)。

10万円を1年間利子率1%の銀行に預けていたら1000円の利息がついたわけです。
でもこの10万円全額現金で残しておくなら、利子は1円ももらえません。

在庫理論アプローチ

1000円損したも同然です。
この1000円を機会費用といいます。

現金で10万円持っていることで、
どれだけお金を無駄にしているのか?
この無駄にしているお金を機会費用といいます。

だから今回の例でいうと1000円の利子収入が機会費用です。
本当は銀行に10万円預けておけば1000円の利子がもらえたのに、
現金でおいていたがために、1000円もらえなくなったわけです。
これが機会費用の考え方になります。

では銀行に10万円を預けておくとしましょう。
今度は「彼女とデートがあるからお金をおろそう」みたいな感じで
その都度、何回もお金をおろさないといけなくなります。

たとえば、お金をおろすたびに200円とか手数料がかかるわけですね。

先ほど現金で手元においておいたら1000円の利子を損するといいました。
逆に銀行に10万円預けるとおろすたびに手数料がかかったりします。

以上のことを全部加味して
どれくらいお金を銀行においておいて
どれくらいは現金として置いておくか、決めていきましょう。

たとえば10万円お給料をもらったとします。
半分の5万円は銀行に預けておいて、残りの5万円は現金として
手元に置いておくみたいな感じです。

これを在庫理論アプローチといいます。

簡単にいうと在庫理論アプローチは機会費用という考え方を利用して
どれくらい現金にしてどれくらいを銀行に預けておくか?考える理屈のこと
です。

続いてトービンさんの理論は他にもあるので
参考にしていただけるとうれしいです。
トービンのq理論