『社内ベンチャー」という用語をよくSNSで耳にしませんか?
たとえば、
弊社の親会社、従業員発案の社内ベンチャーが闇で(内容はさすがに申せません)……でっかい金脈に目をつけたとは思いますし、ここで今までの赤字を回収、という目論見はわかるんですが、禁じ手という概念がないのでしょうか……この手があったかとうなりましたけどね
— Anima Vagus (@A_Slobbe) February 18, 2021
とか。
ベンチャービジネスが1970年代に盛んになりました、
ベンチャービジネスというのは大企業でなく小さな会社が
革新的なビジネスを展開することです。
まぁ、大学在学中に「これやったら面白そう」みたいなことで
会社を立ち上げてバリバリ頑張っているイメージがベンチャービジネスです。
こういったことで、うまくいかれてしまうと
大企業も売上を持っていかれるわけです。
そこで大企業が考えたのが社内ベンチャーです。
会社内で育成したい事業分野があったら、
その事業に適したスタッフを集めて社内ベンチャーとして組織化するわけです。
そして小さな会社がやっているベンチャービジネスと
同レベルまで社内ベンチャーに対して権限を委譲します。
しかも本社はお金を与えて「やってみろ!」みたいな感じで
社内ベンチャーに頑張ってもらいます。
社内ベンチャーの評価は長い目で見た業績評価のみにとどめるのも特徴です。
ベンチャービジネスだと自分でお金や人を集めないといけませんが
社内ベンチャーだとお金や人は大企業が集めてくれるので
そういった部分でも成功させやすいビジネスモデルといえるでしょう。
社内ベンチャーのメリット
優秀な研究者とか技術者って会社が手厚く保護してあげないと辞めてしまうんです。
辞めて独立して自分でベンチャービジネスを始めたりします。
すると、大企業にとっては人材流出につながりますから
そこで、会社としてはサラリーマンとしての身分をきちんと保証してあげた上で
ある程度自由裁量を高くしてお金を出してあげて
ベンチャービジネスと同じことをやらせてあげるわけです。
これが社内ベンチャーです。
つまり、社内ベンチャーのメリットは優秀な研究者などを会社に置いておけるとか、
優秀な研究者などに事業を立ち上げてもらって会社も
新しい事業を展開できるというメリットがあります。
社内ベンチャーを立ち上げないと、
優秀な研究者などが辞めてしまってベンチャービジネスを立ち上げ、
いつしか、元いた企業の敵になる可能性だってあるわけですからね。
社内ベンチャーはメリットがあります。