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1次試験

企業の社会的責任4つのポイントをわかりやすく解説




最近では
「環境に配慮した製品を作っていかないといけない。
これは企業にとっての社会的責任だ」というような
言葉をたびたび耳にすることと思います。

企業の社会的責任とは
企業が大きくなり、影響力が大きくなればなるほど
その影響力に応じて社会の期待の応える責任が発生するという考え方のこと
です。

この企業の社会的責任について考える上で
4つのポイントがあります。

今回の記事は企業の社会的責任、4つのポイントについて
わかりやすく解説します。

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企業の社会的責任ポイント1.フィランソロピー

フィランソロピーとは企業による社会貢献活動の総称のことです。
もう少し具体的にいうと、フィランソロピーとは
企業が直接、あるいは間接的に(財団などを通して)
教育、医療、研究、福祉などの奉仕活動や寄付金を出す活動をすることをいいます。

フィランソロピーの例として1%クラブがあります。
1%クラブは1990年に経団連が設立しました。
会社が儲けたお金の1%以上を自主的に社会貢献活動に支出するように
努めている団体です。

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企業の社会的責任ポイント2.受託原理と慈善原理

受託原理というのは、
いろんな人たちに与える影響、利害をすべて考慮して
行動しないといけないという考え方のことです。

慈善原理はフランス語でnoblesse oblige(ノーブレス・オブリージュ)といって
位の高い人というのはそれ相応の道徳的な義務があるする考え方のことです。

ここの理解を深めるために
障害者郵便制度悪用事件で不当逮捕されてしまった女性の発言を
ご紹介したいと思います。

この女性はもちろん無罪です。

障害者郵便制度悪用事件について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
障害者郵便制度悪用事件

その女性(厚生労働省の公務員です)は「公務員というのは一モラルが問われているんだ。
そこを肝に銘じてほしい」ということを不当逮捕した人たち(検察官などの公務員)に対して
おっしゃってました。

つまり一般人のモラルくらいで満足してはいけないってことでしょう。
公務員は民間人の税金や保険料で仕事をしていますから
高いモラルが問われてしかるべきってことですね。

高い身分の人というのはモラルが高くないといけないと考えているわけです。
これが慈善原理、フランス語でnoblesse oblige(ノーブレス・オブリージュ)です。

他にも例を挙げますと、、、

車のホンダには、下請け企業などにお願いしながら
車の開発や製造をして販売しています。

下請け企業など、いろんな会社や人に影響を与えている会社です。
ホンダで働いている人たちは、それなりの高いモラルが問われることになるでしょう。

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企業の社会的責任ポイント3.CSR(企業の社会的責任)

CSR(企業の社会的責任)、まさにこの記事のテーマではあるのですが、
ここで大事なのはステークホルダーの存在です。

ステークホルダーとは利害関係人のことです。
ステークホルダーに対する責任のことをCSRといっています。
これが企業の社会的責任です。

ステークホルダーには株主(株が下がったら大変)、従業員(給料減ったら大変)、近隣住民(騒音問題)など
が該当します。

この人たちに対して企業が責任を果たすべきと考えるのがCSRです。

さらにSRI(社会的責任投資)も重要です。
CSRの考え方を前提に行う投資活動のことです。

SRIは利益といった金銭的な面だけではありません。
社会的に貢献できているかなど、
多面的に考えて実施します。

たとえばリサイクルすることで環境によい影響を与えるような
製品を世の中に送り出すような企業に対して
どんどん投資を行う(株を買うとか)ことなどがSRIの例として挙げられます。

今までは株を買う買わないはどの会社が
どれだけ儲かっているか?で判断したはずです。

それだけではなくて
環境に良い影響を与えているかどうか?が
投資の対象になるというのがSRIです。

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企業の社会的責任ポイント4.メセナ

たとえばサッカー。
世界中で有名なサッカーチームが日本にやってきて
日本のチームと試合をすることってありますね。

このとき、スポンサーとして
たとえばトヨタが名乗りを上げることが多いです。

この場合、テレビで放送される場合には
「トヨタプレゼンツ」という言葉が入ることがあります。
これはメセナの例です。

こんな感じで自分の会社の名前をつけた催し物を開催したり、
財団などを通じた活動を通じて、
文化、芸術、スポーツなどに対する支援活動を行うことを
メセナ
といいます。

以上が企業の社会的責任における4つのポイントでした。