中小企業診断士1次試験や2次試験のどちらにも登場する用語があります。
企業ドメインです。
企業ドメインは1次試験なら企業経営理論、2次試験なら事例Ⅰに登場します。
したがって企業ドメインという用語の意味を知らないのは
中小企業診断士合格にとって致命的です。
そこでこの記事では企業ドメインの意味について解説します。
企業ドメインとはどういう意味なの?
企業ドメインとは企業がやっていく活動範囲のことです。
つまり企業ドメインは「会社はどこまでの範囲のビジネスをやるつもりなの?」という意味です。
企業ドメインをどのように定義するかによって
どこまでの領域は戦って、どこ以上の領域は戦わないのか?
はっきりするようになります。
たとえばトマトジュースなどで有名なカゴメという会社があります。
カゴメは「トマトと野菜カンパニー」を目指しています。
カゴメの「トマトと野菜カンパニー」は企業ドメインの具体例です。
カゴメさんの企業ドメインはわかりやすいですね。
従業員も企業ドメインが明確なら、どんな商品を開発したらいいのか?わかりやすいです。
トマトを中心にした商品を開発することを考えればいいわけですから。
ただ、時代は変化します。
たとえばトマトの需要が減ってきたなら、方向転換が必要になることもあるでしょう。
その場合には再度企業ドメインを変更する必要がでてくることもあります。
あるいは、トマト事業がうまくいきすぎて、
「他にも牛肉のビジネスもやってみたい」と思ったら
企業ドメインを変更したり、追加したりする必要が生じるかもしれませんね。
最後にまとめますと企業ドメインとは企業がやっていく活動範囲のことです。
活動範囲が明確であれば、商品の開発や行動がしやすくなるので集中して事業に取り組みやすくなります。