この記事では製品アーキテクチャってどんな意味なのか
解説していきたいと思います。
製品アーキテクチャの意味
製品アーキテクチャとは製品を設計する際の
製品の機能や構造に関する基本的な設計思想のことを意味します。
製品アーキテクチャは
・モジュラー型
・インテグラル型
の2タイプに大きく分類されます。
モジュラー型アーキテクチャでは製品に搭載する1つの機能を
1つのモジュールが担うことになります。
モジュールの組み合わせ及び相互接続によって製品を設計していくもので、
パソコンなどはモジュール型であると言われています。
ちなみにモジュールとはわかりやすく言うと
交換可能な部品のことです。
パソコンを最初から1つ1つ部品を作って製造するのは面倒です。
だからモジュール化していおいて、いろんな会社が作ったパソコンに部品をくっつけ、作り上げるわけです。
一方、インテグラル型アーキテクチャにおいては
1つ、もしくは複数の機能を実行するために様々な要素の組み合わせが必要となります。
仕組みの各機能が複数の部品にまたがっているものをインテグラル型といいます。
擦り合わせが必要な設計思想で、主に自動車産業などは、
現在のところインテグラル型であるとされています。
たとえばエンジンはインテグラル型です。
エンジンはいろんな部品がくっついてできています。
インテグラル型はいろんな部品がくっついてできるので
他社が真似しにくいというメリットがあります。
でもそのかわり、いろんな部品をくっつけるため
調整するのにコストがかかるというデメリットがあるわけです。
続いて製品アーキテクチャの有効性について解説します。
⇒製品アーキテクチャの有効性は?