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1次試験

労働の限界不効用とは?わかりやすく解説




参考文献・URL
マンキュー経済学ミクロ編・マクロ編

分厚いマンキュー経済学を読み解くのがめんどくさい人は、こちらをおすすめします。
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]
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前回の記事で古典派の第一公準について
解説しました。
古典派の第一公準についてわかりやすく解説

古典派の第一公準は簡単にいうと
労働の需要量がどうやって決まるか?
を示すものでした。

だから労働需要曲線というものも登場したわけですね。
労働需要曲線とは?

で、次に古典派の第二公準について考えていきたいのですが。
労働の限界不効用が前提になっています。

なのでこの記事では
労働の限界不効用とはどういう意味なのか
解説していきたいと思います。

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労働の限界不効用とは?

限界不効用とは

労働の限界不効用とは、
労働を1単位(1時間)追加しようとしたときに
それによってどれだけ不満足(不効用)が増加するか?

を示すもののことです。

現在16時50分としましょう。
従業員が彼氏とデートで17時の定時に帰ろうと
ワクワクしていたのに、
社長から「あと1時間残業してくれない?」
と言われた時の、不満足感が労働の限界不効用です。

ちなみに労働の限界不効用の単位は個です。
つまり、不満足度を物何個分で表現するのが
労働の限界不効用です。

で、古典派の第二公準では
限界不効用は逓増すると仮定
します。

逓増とはちょっとずつ増えるって意味です。
古典派の第一公準では限界生産力は逓減すると仮定していたので
逆ですね。
古典派の第一公準についてわかりやすく解説

ちなみに逓減とはちょっとずつ減るって意味です。

グラフで表すとこんな感じになります。

労働の限界不効用曲線

1時間働くと不効用(不満足)が物10個分、
2時間働くと不効用が20個分、
3時間働くと不効用が30個分に増えていくというイメージです。

これが限界不効用が逓増するという意味です。

こんな感じで労働時間が長くなると
1時間働くことによる不効用が増えていくという前提で
古典派の第二公準は成り立っています。

次の記事で古典派の第二公準について解説しますが
限界不効用が逓増するという前提になっていますので
よく覚えておいてくださいね。