今回はリストラクチャリングの意味と、
リエンジニアリングの意味について解説します。
そのあと、リストラクチャリングとリエンジニアリングの違いについて
解説していきたいと思います。
リストラクチャリングの意味
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リストラクチャリングって『リストラ』という文字が
頭についているので、悪いイメージを
持っている方もいるのではないでしょうか。
リストラ=解雇
みたいなイメージです。
でもリストラクチャリングは解雇を意味する用語ではありません。
リストラクチャリングのもともとの意味は事業を縮小するとか
事業をやめたりとか、子会社として切り離すということです。
リストラクチャリングとは事業を再構築するという意味でもあります。
で、リストラクチャリングによって
事業を廃止した結果、その事業にくっついている人を
配置転換させたり、退職してもらったりということから
リストラという言葉が生まれました。
ところで、リストラクチャリングの具体例として
どんなことが考えられるでしょう?
たとえばペット事業部、おもちゃ事業部、食品事業部、
生活用品事業部と4つの事業部があったとしましょう。
このとき、ペット事業部をやめるか、存続することを
決めることを事業を再構築するといいます。
別にペット事業部でなくても構いません。
おもちゃ事業部、食品事業部とか生活用品事業部を
存続するか、やめるか決めるのでもリストラクチャリングに該当します。
リエンジニアリングの意味
![リエンジニアリング](https://www.management-consultant.info/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
リストラクチャリングの意味について解説しました。
今度はリエンジニアリングの意味について解説します。
リエンジニアリングとはビジネスの過程を
根本から再設計して経営効率を高めることです。
たとえば、たとえばペット事業部、おもちゃ事業部、食品事業部、
生活用品事業部と4つの事業部があったとしましょう。
ここまではリストラクチャリングの例と同じです。
で、おもちゃ事業部の経営効率が悪いとしましょう。
どうして経営効率が悪いのか、
ビジネスの過程(プロセス)を検証してみます。
そして効率が悪いところが発見できたら
効率がよいようにやり直していくわけです。
結果、赤字部門だったおもちゃ事業部から
利益を発生させるように再設計していきます。
これがリエンジニアリングです。
ちなみにリエンジニアリングは
ビジネスプロセスリエンジニアリング(BPR)ともいいます。
リエンジニアリングとリストラクチャリングの違い
ここまで読んでいただいた方なら
リエンジニアリングとリストラクチャリングの違いが
わかると思います。
リストラクチャリングはある事業部門をやめるとか
縮小する方向の話です。
これに対してリエンジニアリングは
どうして利益が出ないのか、検証して
利益が出るように再設計する話です。
なのでその事業部をやめる方向性の話なら
リストラクチャリングだし、その事業部を見捨てずに
利益が出るように再出発する方向性の話なら
リエンジニアリングだということですね。
以上で解説を終わります。