前回の記事では多角化戦略による効果の1つ
コンプリメント効果について解説しました。
今回の記事では多角化戦略によるもう1つの効果、
シナジー効果(相乗効果)とは何か、解説します。
多角化戦略の効果の1つシナジー効果(相乗効果)とは?
前回解説したコンプリメント効果は相補効果ともいいます。
相補ですから、お互いが補い合うような
足し算のような効果です。
なので、相補効果(コンプリメント効果)の場合、
いろんな事業がそれぞれの欠点を補い合い
売上や利益を増やすことにつながっていました。
ではシナジー効果(相乗効果)は
どんな感じなのでしょうか?
シナジー効果は相乗効果ともいいます。
相乗ですから、かけ算ですね。
相補効果より爆発力がありまそうですね。
シナジー効果はいろんな事業を組み合わせ、
それぞれの技術力を同時に活用することで
売上や利益を伸ばす効果のことです。
多角化戦略によるシナジー効果の具体例
たとえばペット事業をしているA社があったとします。
A社は犬や猫のウンチの臭いを消す技術(消臭技術)で
世界から注目を浴びています。
この消臭技術を人間のトイレの消臭技術に活かした商品を開発したり
部屋の消臭剤の開発に取り組んだ。
これはペット産業がトイレなの産業に進出しつつ
しかも自社の消臭技術という技術を活用し
売上や利益を伸ばすことにつながっているので
多角化戦略によるシナジー効果の具体例といえるでしょう。