前回の記事で戦略とは何か、解説しました。
⇒戦略とは何か?具体例を挙げてわかりやすく解説
戦略にはいろいろあるのですが、
企業経営理論では成長戦略が重要です。
この記事では成長戦略の1つ
市場浸透戦略とは何か、解説していきたいと思います。
市場浸透戦略とは?
市場浸透戦略とは既存の市場で既存の商品の売上が増えることで
企業が成長していく戦略のことです。
ここでのポイントは既存の市場で既存の商品です。
新規市場でもなければ、新規商品でもありません。
その市場をどんどん掘り下げて行って
既存のお客さんからどんどん売上を上げていこうとする
成長戦略が市場浸透戦略です。
ではどうやって市場浸透戦略を実践していくのでしょうか?
具体例を挙げて解説していきます。
市場浸透戦略の具体例
市場浸透戦略とは既存市場で既存商品の売上を上げる戦略でしたね。
たとえば、あなたが学習塾を経営しているとしましょう。
であるなら、学習塾に来ている生徒さんが
数学しか受講していないなら、
国語や英語も受講させるように持っていくとします。
こんな感じで科目数を増やすと売上が上がるので
市場浸透戦略の具体例になりますね。
スーパーならリンゴ1個しか買わないお客さんがいたら
2個買わせるような戦略をとることも
市場浸透戦略の具体例になるでしょう。
あと、1年に1回しかエステサロンに来ないお客さんを
誕生日キャンペーンなどやって、来店頻度を増やせば
売上があがりますね。
これも市場浸透戦略の具体例になります。
こんな感じで来店頻度を増やし
買ってもらう数を増やし売上を上げる戦略が市場浸透戦略です。
他にも市場浸透戦略の具体例はあります。
たとえば、Bというライバルエステサロンがあったとして。
そこのお店のお客さんを奪って自分のお店のお客さんにして
売上を上げる戦略も市場浸透戦略の具体例になります。