SBUはStrategic Business Unitの略語なのですが
何を意味する単語なのか、わかりにくいですね。
ただ、SBUはあとで解説する多角化戦略を理解するのに
重要な用語なんです。
なのでこの記事ではSBUとは何か、
解説していきたいと思います。
SBUとは?
具体例を挙げるとすると。
ペット関連のビジネスを経営しているとしましょう。
熱帯魚を専門的に扱うアクア事業、
猫ちゃんのフードを扱うキャットフード事業といった
それぞれ個別の事業のことを戦略的事業単位(SBU)といいます。
このとき企業は何をしているのでしょう?
多角化戦略をやっています。
⇒多角化戦略とは?例を挙げてわかりやすく解説
SBUが戦略上動く軸となる戦略は事業戦略です。
だから事業戦略は企業戦略との一貫性と統一性が求められます。
わかりにくいかもしれませんが
企業の中に事業がありますからね。
刑法でも憲法に違反していたら
法律として成立しません。
憲法が企業、刑法が事業だと思ってください。
たとえば死刑制度も憲法上合憲だから刑法や刑事訴訟法における
死刑が成立しているわけです。
でも憲法に反するような拷問を刑法で規定することはできません。
これが事業戦略(刑法)は企業戦略(憲法)との
一貫性、統一性が求められるという意味です。
SBUの特徴
たとえばアクア事業を例にとって考えてみましょう。
この会社はドッグフードやキャットフードの事業部と切り離し
アクア事業を独立させています。
独立させるというところがSBUの特徴です。
どうして独立させる必要があるのでしょう?
標的顧客が違うからです。
同じ企業内であっても標的顧客が違うから
事業レベルでみたら独立させる必要があるんですね。
あと一つ、SBUの特徴があります。
会社が与えた権限の範囲内で人や物、お金などの資源を
使うことができるってことです。
今回のSBUについての解説が分かりにくかった方は
別記事で再度、説明しなおしましたのでご覧ください。
⇒戦略事業単位(SBU)とは?わかりやすく解説