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水平型多角化とは?具体例を挙げてわかりやすく解説




多角化戦略といっても
いろんな分類があって、理解するのが難しいですね。

たとえば前回の記事で解説した
関連型多角化と非関連型多角化があります。
関連型多角化と非関連型多角化の違い|具体例を挙げて解説

他にもアンゾフと戦略論で超有名な先生が提唱した4つの分類があります。

アンゾフが提唱した4つの分類として

・水平型多角化
・垂直型多角化
・集中型多角化
・集成型多角化

があります。

この記事では4つの分類のうち
水平型多角化について解説します。

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水平型多角化とは?

水平型多角化

水平型多角化とは既存のお客さんと同じようなお客さんをターゲットにして
新しい商品を販売する多角化戦略のことです。

そもそもの多角化戦略の意味が分からない方は
こちらの記事をご覧ください。
多角化戦略とは?例を挙げてわかりやすく解説

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水平型多角化の具体例

水平型多角化

たとえばアクア専門の会社を経営していたとします。
アクア専門とは熱帯魚の販売をする会社ってことです。

で、この会社が熱帯魚の販売だけでなく
熱帯魚のエサの販売を始めたとします。

これは水平型多角化の具体例になりますね。

熱帯魚の販売をしている会社が熱帯魚のエサを販売するのであれば
既存のお客さんと同じようなお客さんをターゲットにできますね。

もちろん熱帯魚のエサの販売は熱帯魚そのものではないので
新製品の販売になります。

それから水平型多角化も多角化戦略の一種です。
多角化戦略といえるためには新市場に販売するのでなければ
定義に該当しません。

熱帯魚そのものを飼う人であっても
エサは、自分で作って与える人もいるでしょう。

逆に自分のお店で熱帯魚を飼わなかった人、
たとえば、釣りなんかで手に入れた人であっても
エサだけはお店で買うかもしれません。

そういった意味で
熱帯魚の販売と熱帯魚のエサの販売は市場が違うといえるでしょう。

だから熱帯魚のエサの販売というのは
新市場といえますね。

よって水平型多角化の具体例といえます。

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水平型多角化のデメリット

水平型多角化を取りいれることに
どんなデメリットが考えられるでしょう?

先ほどの具体例で考えてみますと

熱帯魚の販売も熱帯魚のエサの販売も
どちらも熱帯魚好きの人がターゲットです。

なので、もし熱帯魚ブームが去ったら
熱帯魚の販売も、エサの販売も一気に需要がなくなります。

結果、売上が一気に下がるというデメリットがあります。
株式投資なんかもそうですが、
リスク分散をするなら、日本と海外にお店を出すことで
景気変動のリスクを下げたりできますね。

あるいは円高で得するような輸入ビジネスと
円安で得するような輸出ビジネスを組み合わせれば
景気変動によるリスクを最小限におさえることができます。

ただ、正反対のビジネスをすると
損する可能性は減っても、大儲けする可能性はほぼありません。

話を元に戻しますと
水平型多角化の場合、似ているビジネスを増やすため
熱帯魚なら熱帯魚の需要がなくなったら
一気に売上が下がり、倒産の危険性が増すというデメリットがあります。

実際、本屋さんなんかは
2019年現在倒産のリスクが高いですね。
天牛堺書店が倒産した原因